#33 帰路
ついに最終日。
モーニングコールも、朝食バイキングも、2回目なのにいつものみたいに感じてちょっと困惑した。
今日は首里城を訪れた。
今日もまた、あいにくの天気で、外にいるところへ雨が降ってきた。
大雨という程ではないが、うっとおしい。
昼前には移動し、最後の内容、国際通りの散策をすることになった。
まずはコンビニでおにぎりを買い、それを昼食にする。
「ここあれやん。昨日の」
「本当だ」
「せっかくだし、行く?」
「意味なくない?」
水族館の店があったので入った。ちょっと面白い。
昨日本体の方に行ったばかりだったが、せっかくなので見てみることにした。
ところで、昨晩合唱部のメンバーと連絡をとって、遠隔お揃い作戦をすることになった。発案者は私。
まあ、同じ店、同じアイテムを別々に探すのは無理があるので、私の独断と偏見で選ぶことになった。
……これ、ただのお土産じゃない?
作戦はどうにか達成できた。
家族や友人へのお土産も買ったし、もうやり残したことはない、はず。
そこまで大荷物にならずに済んでよかった。
帰りの飛行機に乗り込み、旅先を後にする。
空港に到着したら、外は真っ暗になっていた。夜景がきれいだ。
バスに乗り、地元へと帰る。
見慣れた風景が出てくるとようやく、帰ってきた、という実感が沸いてきた。
こんな何てない田舎でも、故郷なんだなあ、と思った。
こうして、長いようで短い修学旅行は終わった。
休み明けからはまたいつもと同じような生活に戻ると考えると、ちょっと不思議な感じだ。
何はともあれ、今はすごく眠い。眠いのに興奮して眠れない。困った。




