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#28 反省

「それでは、今回の反省会を始めたいと思います!」


 今日の練習の前半は音鳴文化祭の反省会、という名のお疲れ様会だ。


「司会は私マロンで、書記は緑ちゃんにお願いします」


 では早速、と一言置いて、私は反省点をまとめたメモを見ながら話し始めた。


「とりあえず、ここの入りを間違えたのが一番大きいかな。あとは――」


「私もここの繋ぎがガタガタになってしまいました。そういえばここ、マロンさんはどうでしたか」


「そういえばここも出にくかったな」


 次々に出てくる反省を緑が紙に書いていく。


「ベリっちは初めての舞台だったけど、どうだった?」


 私たちが話すのを大人しく見ていた愛佳に問うてみる。


「正直、自分じゃよくわからないな」

「そうですよね。ミスがない以上のことはわたくしにもわかりかねます」

「先輩が聞いてくれてたみたいだけど、ちゃんとはまってたって言ってたし、よかったってことじゃない?」


 歌っているときは歌に集中しているので人のことまで気が回らない。

 来ていた知り合いに撮っておいてもらった動画を流して確認する。


「……ここ、歌詞を間違えた」

「次は気を付けよう」




「じゃ、反省会は終わり!次の舞台の話をしよう」


 意見が出尽くしたところで次の話題に切り替える。どちらかと言えば、こちらが今日の主題だ。


「もう決まっているのですか」

「うん。図書館でイベントをやるらしくて、そこに出ないかって」

「絶え間ないな」


 図書館では他にもビブリオバトルや貸し出し福袋など様々な催しをするらしい。

 私たちもそこへ参加し、歌を歌うことになったのだ。


「だから、今日は何を歌うか決めようかなって」


 早速楽譜を取りに行き、使えそうな曲を書き出していくことにした。

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