交換日記のはじまり
最初の日記
**朝**
リナは中学1年生。今日は木曜日で、いつものように朝日と共に目を覚ましました。朝食を食べながら、ふと机の上に並べた色とりどりのノートに目が留まりました。「そうだ、今日の放課後にさやかとノートを交換しようかな」と思いつき、さっそく用意をしました。バッグにお母さんが用意してくれたお弁当と一緒に数冊のノートを詰めて、学校へ向かいました。
**午前**
学校に着くと、さやかが教室の前でリナを待っていました。「おはよう!今日は特別に私のノートをシェアするね」と話しかけると、さやかも驚いた様子で「えー!楽しみ!」と目を輝かせました。授業が始まると、二人は次の休み時間にどのノートで日記を書いてみようかと相談します。
**昼**
お昼休み、リナとさやかはいつものように机をくっつけてお弁当を食べながら、日記を交換するために書いた初めてのページを見せ合いました。リナは「最近あった面白いこと」について書き、さやかは「今週末の計画について」とのことでした。二人で楽しそうに文章を読み合い、お互いの日常を分かち合いました。「また書こうね!」と次回の約束をしました。
**午後**
午後の授業では、美術の時間があって、リナたちは秋の風景をテーマにお絵かきをしました。リナは今日の午前中に感じたワクワク感を思い出し、水彩で思い思いの色を使って絵を完成させました。絵を描くことで心が穏やかになり、趣味を活かせたと嬉しく思います。
**夕方**
放課後、リナはさやかと再び合流し、お気に入りのカフェでお茶をしました。二人はそれぞれのノートを交換し、「次はどんなことを書く?」と、日記に書けそうな出来事を話し合いました。「毎日書いていったら、絶対にいい記念になるよね」とやる気を高めながら、笑い合いました。
**夜**
家に帰ったリナは、お母さんにさやかとの交換日記のことを話しました。「友達とお互いのことを分かち合うなんて素敵ね」と聞いて、お母さんも興味津々。夕食を終えた後、新しいノートに今日の出来事をさっそく書き留めました。ベッドに入ると、書き終えたばかりの日記を見返しながら、「次はどんなことをさやかに書こうかな?」と考え、リナは充実感で満たされて眠りにつきました。
この物語では、リナが親友さやかとの日記交換を始める一日を描いています。お互いの日常を共有し合い、友情を深め合う楽しさや親しみを感じられるストーリーです。