リナ、困っている人に手を差し伸べた日
**朝**
リナはすがすがしい朝の空気を吸いながら、学校に向かいました。登校中、横断歩道で困っている小さな子が自転車を押して立ち止まっているのを見かけました。最初は声をかけるのをためらったけれど、「誰かが助けてあげないと」と思い切って「どうしたの?」と声をかけました。子どもは「ペダルが外れて動かない」と困った顔。リナは「一緒に学校まで歩こうか」と手伝うことにしました。
**午前**
学校に着くと、遅刻しそうになってしまったけれど、先生に事情を話すと「優しいことができたね」と褒めてもらいました。友だちにそのことを話すと、「リナっていつも気がつくよね」と言われて、少し照れくさいけど嬉しい気持ちになりました。
**昼**
お昼休み、その子のお姉さんがリナのところに来て「今朝はありがとう」と言ってくれました。「困っている人がいたら、勇気を出して声をかけて良かった」と思いました。自分の行動が誰かの役に立つ喜びを初めて強く感じました。
**午後**
午後は勉強にも身が入りました。なんとなく自分に自信が持てて、「もっといろんなことにチャレンジしてみよう」という気持ちがわいてきました。放課後には同じように忘れ物をした友だちに筆箱を貸してあげたり、小さな親切を続けている自分に気づきました。
**夕方**
家に帰ってお母さんに「今日は困っている子を助けてあげたんだ」と話すと、「リナ、すごいね!そういう優しさが一番大切だよ」とぎゅっと抱きしめてくれました。リナの胸にもあたたかいものが広がりました。
**夜**
日記には「勇気を出して手を差し伸べて良かった。人を助けることで、自分も大切にできる」と書きました。今日は心がじんわりと満たされた一日になりました。
**リナの感想文**
今日は登校中、困っている子に声をかけて手伝うことができました。ちょっとドキドキしたけれど、思いきって話しかけて、一緒に学校まで歩いてあげて良かったと思います。
小さなことであっても、困っている人に気づいて手を差し伸べるのは勇気がいることだけど、とても大切だと気づきました。今日のことで自分にも自信がついたし、これからもやさしい気持ちを忘れずにいたいです。また誰かが困っているときは、勇気を出して声をかけてみたいと思いました。




