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リナの冒険ノート  作者: リナ
リナの日
162/221

リナ、自分の気持ちと向き合った日

**朝**


リナは、目が覚めてすぐに少し胸がもやもやしました。最近、友だちとの会話で自分の意見をはっきり言えず、心の中に小さな悩みを抱えていました。朝食中、お母さんが「何かあったの?」と声をかけてくれましたが、リナは「ううん、大丈夫」と笑ってごまかしてしまいました。でも、心のどこかで「このままでいいのかな」と考えていました。


**午前**


学校に着くと、今日はグループで意見をまとめる授業がありました。リナは、本当はこうしたほうがいいと思うことがあったのに、みんなが違うことを話していて、結局自分の意見を心の中に閉じ込めてしまいました。授業後、もやもやが大きくなって、「やっぱり自分の気持ちを伝えるのは難しいな」と感じました。


**昼**


お昼休み、親しい友だちとお弁当を食べながら、思い切って悩みを打ち明けてみました。「本当はさっき、こう言いたかったんだけど…言えなかったんだ」友だちは「わかるよ。私もよくあるよ」とうなずいてくれて、「でも、リナの意見もちゃんと聞きたいな」と優しく背中を押してくれました。


**午後**


次のグループ活動の時間、リナはドキドキしながらも、「私はこう思う」と勇気を出して発言しました。みんなも「なるほど、そういう考えもあるね」と受け入れてくれ、思っていたより緊張せずに話すことができました。いつもより充実した気持ちで授業を終えることができ、「伝えてよかった」と心から思いました。


**夕方**


家に帰ると、お母さんが「今日はどうだった?」と聞きました。リナは素直に、自分の気持ちを伝えることができたと話しました。「自分の心の声を大切にできて偉かったね」とお母さんに褒められ、リナは笑顔になりました。


**夜**


リナは今日の出来事と気持ちを日記に書きました。「自分の気持ちを伝えるのは勇気がいるけど、ちゃんと言えたとき、心がすっきりした」と綴ります。これからも自分の心に正直に、少しずつでも「自分の声」を大切にしていこうと、ゆっくり目を閉じました。リナの心は、またひとつ成長していました。

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