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リナの冒険ノート  作者: リナ
リナの日
145/221

日常の中の小さなヒーロー

**朝**


リナは中学2年生。今日はいつもと同じ平日で、特に大きな予定はありませんが、「何か新しいことを見つけたい」と心に決めていました。「何気ない一日も特別な何かがあるかも」とお母さんに微笑んで話し、学校に向かいました。


**午前**


教室に入ると、担任の先生が珍しく遅刻してくると伝えられました。クラスはざわついたものの、リナは「この時間をどう活かそう?」と考え始めました。そこで、思い立って教室の掃除を始めることにしました。自然と周りの友達も手伝い始め、みんなでいつもより念入りに教室をきれいにしました。「なんだか気持ちがいいね」と話す友達にリナは嬉しくなり、行動ひとつで場の雰囲気が変わることに気づきました。


**昼**


昼休み、リナは校庭で一人で遊んでいる下級生を見かけました。彼女はちょっと迷いましたが、「一緒に遊ぼう」と声をかけました。最初は緊張気味だった下級生も、すぐに打ち解けて笑顔になり、二人で楽しい時間を過ごしました。「ありがとう、お姉ちゃん」と元気に手を振る姿を見て、リナは自分の行動が誰かの一日に影響を与えられたことを実感しました。


**午後**


授業中、リナは今日の出来事を振り返りながらノートをまとめていました。日常の些細なことにも、自分が積極的に関わることで新しい意味を見出せることに気づいたのです。「日々がもっと豊かになるように、小さなことにも目を向けてみよう」と心に誓いました。


**夕方**


家に帰る道すがら、公園でごみ拾いをしているボランティアの人たちを見かけました。その姿に心を動かされたリナは、自分も時々公園の清掃を手伝おうと思い立ちました。「誰かのために行動することは、自分の心をも豊かにしてくれるんだ」と新しい価値観を見つけました。


**夜**


夕食後、リナはお母さんに一日の出来事を語りました。「今日は小さなことがたくさんあって、でもそれが何だか嬉しかったの」と興奮気味に話すと、お母さんは「リナがそう思えるって素敵ね」と優しく言いながら頷いてくれました。その夜、リナは「いつか誰かのヒーローになれるような人でありたい」と夢見て眠りにつきました。彼女は、小さな行動が自分や周りの人たちの人生に影響を与えられると知りました。

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