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リナの冒険ノート  作者: リナ
リナの日
132/201

リナ、はじめての挑戦

**朝**


リナは早起きして机に向かいました。来週行われるスピーチコンテストに参加することを決め、原稿を書き始めたのです。人前で話すのが苦手なリナにとって、大きな決断でした。緊張と不安で手が少し震えますが、「やってみたい」という気持ちを大切に、言葉を一つひとつ丁寧に選びながら原稿を進めていきました。


**午前**


スピーチコンテストの練習をするため、リビングでお母さんを前に発表してみます。でも、途中で言葉に詰まってしまい、顔が赤くなってしまいました。そんなリナにお母さんは「緊張しても大丈夫。大切なのは気持ちを伝えようとすることよ」と優しく励ましてくれました。リナは、「失敗してもいいんだ」と少し気持ちが軽くなりました。


**昼**


午後の部活まで時間があったので、リナはノートを持って近くの図書館に行きました。静かな場所で改めて自分のスピーチ原稿を読みなおします。そして、「うまく話そう」と思うほど緊張することに気づき、「自分の本当の思いを話そう」と心を切り替えます。その時、図書館の本棚の間から、小学生の頃の友人にばったり会いました。友人も新しい習い事に挑戦中だと聞き、リナは「私も頑張るね」と素直に話します。自然と笑顔になれました。


**午後**


部活では、リナは練習の合間に友だちとスピーチの話をしました。友だちは「リナなら絶対伝わるよ」と応援してくれ、リナは「みんなも最初は緊張した?」と聞くと、みんなもそれぞれ不安だった気持ちを教えてくれました。「一緒にがんばろう!」と言い合い、リナは自分だけが弱いわけじゃないんだ、と勇気づけられました。


**夕方**


夕食の後、再び自分の部屋でスピーチの練習をします。最初はうまく話せなかった部分も、少しずつ言葉が自分の中になじんできました。ふと窓から夕暮れの空を見上げると、心が落ち着きます。「私は私のままでいいんだ」と、初めて思えた瞬間でした。


**夜**


リナはベッドに入る前、今日の出来事を日記に書きました。挑戦することで、新しい自分に出会えたのがとても嬉しいと感じています。「怖かったけど、一歩を踏み出してよかった」と静かに自分を褒めました。明日はもっと成長できるように、ゆっくりと目を閉じ、明日への希望を胸に眠りにつきました。

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