雲ひとつない空に何を願う
親子のうた。
もしも願いが叶うなら
一度だけでいいから
青い青い空を見てみたい
白い天井しか知らない私は
風に吹かれてなびく木々を見てみたい
静かで、ずっと静かで、音もならないここを出て
頬を撫でる風というものを
どうにかしてどうにかして
感じてみたい
ああ どうか
これ以上二人の歪んで冷めてくしゃくしゃになった顔を
これ以上見たくはないから
ああ どうか
これ以上寒い風に吹かれてしぼんでいく二人の心を
これ以上しぼませたくはないから
寒い風、風が何かは知らないけれど
ただ、ただ暖かいお日様に照らされたくて
ただ、ただ慣れないえがおを作ってみたくて
ごめんね、いつも悲しませて
ああ だから
そんな顔しないでよ
ああ だから
私は雲ひとつない空を願う
冷めた哀など焼ききってしまって
薄暗い雲など風でかき消してしまって
ああ そうだから
いつかは言いたい
いつかは謝りたい
小さな小さな光のカケラよりもちっぽけだけど
いつもありがとう、いつもごめんねと
作り笑いじゃない笑顔で
雲ひとつない空の下で
,,,
本当はあまり出したくなかったんですが、友人に出せとせがまれまして、、