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《バトル声劇台本》クロニクル  作者: うかんむり
マリオネットエスケープ(男2:女2:性別不問1)
8/21

ミア【リン】【アルカナ】【エリザベス】【M】【暗殺者の少女】

0:Mの夢の中

注意書き:Mと魔王は1人2役の兼役での掛け合いです

魔王:人間を殺せ。人間を殺せ。人間を殺せ

M:お前が望む通り殺しているよ

魔王:どうして人間の子どもを育てるのだ?

M:お前は質問が好きだな。ここでの会話によって悪魔を支配しようとする

魔王:そうやって易々(やすやす)と支配され、お前は大切なものを自ら壊したんだ

M:黙れ……

魔王:それでもなお、人間と関わるか。悪魔のお前が? 本当に笑わせる

魔王:勇者を殺せ

M:黙れ

魔王:我の意思を受け継げ!

魔王:お前がこの地上にいる最後の悪魔なのだから……

M:お前は俺からまた奪う気か?

魔王:お前を作り全てを与えたのは我だ。奪うも自由………

魔王:勇者の仲間になれ………そして勇者を殺せ。いつかの日のように

M:俺は勝つ。お前の思い通りには決してならない………

0:決闘

リン:僕が勝ったら、今度こそ仲間になってもらうよ

M:お前の仲間にはならん

リン:今日は僕が勝つ

0:Mとリンのつば迫ぜり合いが起き、刀身で押し合う

リン:ううううううう!

M:ぬううううううう!

リン:ぐ、おりゃ!

M:どうして俺なんだ!

リン:分からないよ。でもね、君と目が合って思ったんだ。君は不安なんだ

M:意味が分からん!

リン:君は大切なものを傷付けるのが怖いんだ。だから道具だと言う! でも本当は君は暖かい! 弟子たちを見ていれば分かる!

M:黙れ!はああああ!!

0:Mはリンの剣に自分の剣を力いっぱいぶつけるが、かわされる

リン:M、君の中にあるものを教えてほしい

M:俺の中だと?

リン:どうして君の優しさを君が否定するんだ!

M:ぐはっ!

M:はあ………はあ………はあ………

リン:はあ……はあ………はあ………

M:…………女が居た。悪魔の俺なんかを助けてくれた………

リン:ああ

M:俺が殺した……

リン:どうしてか聞いてもいいかい?

M:魔王の呪縛だ。全ての悪魔は人間を殺せと魔王は死後に呪縛を残した………

M:もう、大切な者を失いたくないんだ………

リン:僕は! 君の大切になりたい!

リン:M!君の最高の技で来い!!

0:Mは距離を取り、暗器を投げた

M:はあああああああ!! ハイド&!!! クロオオオオオオオ!!!

0:戦いを見ていたアルカナとエリザベスと暗殺者の少女

エリザベス:あれは瞬間移動の技…!

アルカナ:Mがリンの後ろに突然現れる技、あれは瞬間移動じゃない

エリザベス:え?

アルカナ:暗器を投げた時にできたリンの死角。暗器の影に隠れ、近付き、瞬間移動だと錯覚させる。それが奴のハイド&クローの正体だ

リン:来た!

リン:ワン! ワン!

エリザベス:リン様!? 何を!?

0:リンは四つん這いになった

アルカナ:ハハッ。たしかに、四足歩行なら、目線も変わるけど

M:背中ががら空きだ!!

0:Mはリンの背中を狙う

エリザベス:リン様!

M:どこだ!?

リン:下だよ!

アルカナ:あいつ、股の下をくぐるなんて、犬か

リン:うおおおおおお!

M:うぐ!!!!

リン:僕の! 勝ちだ!

暗殺者の少女:師匠……

リン:M、君がもし傷付けるのが怖いと思っていたのなら、弱い大切なものを傷付けたくないと思っていたのなら、僕は君より強いぞ!

リン:魔王がなんだ。僕は怖くないぞ

0:間

M:ああ、勇者、今度は俺からお願いをしたい。お前の仲間に俺を入れてくれないか?

リン:ははは、今更だな……もちろんだとも。あと、僕の名前はリンだ。ちゃんと覚えるんだぞ! 忘れる度に言うからな!

アルカナ:そうだな、自己紹介がまだだった。アルカナだ

エリザベス:エリザベスよ。リザって呼んでもいいわよ。仲間だから

M:分かった……Mと名乗っているが、名前ではない

アルカナ:そうなのか

リン:じゃあ名前をつけないとね!

エリザベス:なら、私のEをあなたにあげましょう

M:どういう意味だ?

エリザベス:私のElizabethエリザベスのEを上げるのよ

アルカナ:なら、俺のAもやろう

リン:みんなずるい!僕もRをあげるよ! あげちゃったらインになるのかな?

アルカナ:M E A R。ミアだ。お前のことを今日からミアと呼ぶ

M:分かった。俺は今日からミアと名乗る

暗殺者の少女:師匠……

リン:M、君がもし傷付けるのが怖いと思っていたのなら、弱い大切なものを傷付けたくないと思っていたのなら、僕は君より強いぞ!

リン:魔王がなんだ。僕は怖くないぞ

0:間

M:ああ、勇者、今度は俺からお願いをしたい。お前の仲間に俺を入れてくれないか?

リン:ははは、今更だな……もちろんだとも。あと、僕の名前はリンだ。ちゃんと覚えるんだぞ! 忘れる度に言うからな!

アルカナ:そうだな、自己紹介がまだだった。アルカナだ

エリザベス:エリザベスよ。リザって呼んでもいいわよ。仲間だから

M:分かった……Mと名乗っているが、名前ではない

アルカナ:そうなのか

リン:じゃあ名前をつけないとね!

エリザベス:なら、私のEをあなたにあげましょう

M:どういう意味だ?

エリザベス:私のElizabethエリザベスのEを上げるのよ

アルカナ:なら、俺のAもやろう

リン:みんなずるい!僕もRをあげるよ! あげちゃったらインになるのかな?

アルカナ:M E A R。ミアだ。お前のことを今日からミアと呼ぶ

M:分かった。俺は今日からミアと名乗る

0:ミアの旅立ちの時

ミア:必ず帰ってくる。それまでは里は仕事を受けない。みんなとここで生きる力を磨け

ミア:ハイド

暗殺者の少女:はい! ミア様! いってらっしゃいませ

リン:ミアの弟子全員に名前つけるのお疲れ様

アルカナ:ああ、期待に胸を膨らませる少年少女10人の名前を考えるしんどさよ……

0:回想シーン

0:一列に並ぶミアの弟子達に順番に名前をつける

アルカナ:お前は……っ……月の……ような……美しい瞳だ……! ムーン! お前は………髪色が紫………ヴァイオレット!

リン:僕にも名前つけさせてよ。早く終わらせたのに

アルカナ:お前は駄目だ! 適当な名前にするだろ!

0:アルカナの中のイメージ映像が浮かんでくる

0:イメージの中でリンは名前をつけていた

リン:君はタマ! 君はポチ! 君は……タマ!

0:イメージ終わり

リン:ハイドがどれだけ隠しても、思いやりは自然と伝わってしまうものだね

リン:アルカナ、ありがとう

アルカナ:お前!? 気付いて……!?

リン:なんの事だろお〜?

アルカナ:なんもないよ

リン:逆になんか君、僕にいい事したの?

アルカナ:はあ!? この畜生勇者!

リン:あはははははは!

ミア:勇者! 印術師! 何をしているんだ!

エリザベス:二人とも急いで!

リン:ミア! 名前覚えろ! 僕はリンだ!

0:  

0:  

0:  

エリザベス:(ナレーション)リンドル地方

エリザベス:ロンド男爵領

エリザベス:森の中

エリザベス:湖のとりを100メートル以上先の木陰に隠れ、弓で狙い定める男がいた

エリザベス:放たれた矢はとりの腹に突き刺さる

エリザベス:犬が泳いでとりを回収に行く

エリザベス:男はニヤリと笑みを浮かべた

0:続く

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