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《バトル声劇台本》クロニクル  作者: うかんむり
クロニクル(男1:女1:性別不問1)
3/21

竜との戦い【リン】【アルカナ】【エリザベス】

0:竜の前

エリザベス:あんた、戦うってのになんでそんなラフな格好してるのよ! あと私のこの盾、小さいじゃない! この鎧も防御できないじゃない!

アルカナ:シッ! 静かに……翼竜との戦い方を見せてやるよ。うら!

リン:よいしょ!

0:アルカナとリンはボールを投げる

0:煙と液体が竜の身体や翼にまとわりつく

0:竜が目を覚まし咆哮した

エリザベス:ああ! 起きちゃったじゃない! 最大の隙にそんなショボい攻撃したって勿体もったいない!

アルカナ:成功

アルカナ:よく見ろ。翼竜の目に薬品が入って目が見えていない。あとあれは強力な粘性ねんせいがある。翼と胴体に絡まれば高くは飛べなくなる

リン:よし! 僕達も行くよ!

0:リンが剣を引き抜く

アルカナ:行って来い

エリザベス:言われなくても分かってるわよ!

0:エリザベスも続く

リン:おりゃーー! 喰らえ!

0:竜は目が見えない状態で、電撃を放つ

リン:うわ!

アルカナ:あまり攻撃の時に叫ぶなリン! 今のそいつは音を頼りに攻撃してくる!

0:そう叫んだアルカナに電撃の矢が飛ぶ

アルカナ:うお!? 危な……電撃は攻撃範囲が狭いから、竜の予備動作を見ていればかわせる!

リン:了解!

エリザベス:なるほど……

リン:リザ! 危ない!

エリザベス:え?

0:咄嗟に気付いて盾で庇う

エリザベス:うっ!

0:エリザベスの盾に雷が直撃した

エリザベス:って……あれ?

アルカナ:雷専用小盾こだて。防御範囲は狭いし、物理防御力も低いが、身体に向かってくる雷攻撃の方向を盾に誘導する

アルカナ:エリザベス! このままとどめだ!

エリザベス:私に命令するんじゃない!

リン:あれ、竜の様子がおかしくない?

エリザベス:いいえ、リン様! ここが攻めどきですわ! 私! 普段の鎧をまとってないから体が軽くて!

アルカナ:エリザベス! 待て!

エリザベス:へ?

0:竜が炎の咆哮を放ち、リンとリザを襲う

0:リンは構えて目を瞑り、声が漏れた

リン:う!………あれ?

アルカナ:無事か………?

エリザベス:私達、炎の中にいる? なんで生きてるの?

アルカナ:俺の炎の印術を竜の炎にぶつけて相殺そうさいしたんだ。ここは俺の炎の中

アルカナ:お前のプライドを傷つけてしまうと思って戦いは参加したくなかったんだがな

アルカナ:2属性持ちの可能性を考えていなかった。悪い……危険に晒した

エリザベス:なんで弱い私のために……ここまで……?

アルカナ:お前のためだけじゃない。リンも居る

リン:ああ、僕を忘れるな。リザ

アルカナ:お前のために動く理由? それはな、俺たちはもう仲間だからだよ

アルカナ:じゃあ、あいつを倒してくる。リン、エリザベス……いや、リザを頼んだ

エリザベス:ちょっと!

0:炎のカーテンを抜けて、アルカナは行ってしまった

リン:本当にアルカナを仲間にしてよかったよ。さすが僕

エリザベス:そうですね……

0:リンは満面の笑顔を浮かべた

アルカナ:さて、竜ごときが俺の仲間を危険に晒した責任を取ってもらおうか

アルカナ:お前は雷と炎の2属性使えるのか……属性ってのは基本3つなんだ。特別に最後の一つ、俺が教えてやろう

アルカナ:昔話をしようか

アルカナ:龍というもののは不思議なもので、普通なら自分の群れの竜に印術を教えるが、群れない龍は人間に印術を教えるんだ

アルカナ:俺も見習ってお前に教えよう。俺の造った氷結の印術では最高のものだ

0:  

0:  

アルカナ:永遠の蒼天そうてん……

アルカナ:砂塵さじん飛礫つぶて……

アルカナ:生ける仔牛を隻眼せきがんの乙女にささ

アルカナ:神をも穿うが槍術そうじゅつ練磨れんまする…………

0: 

アルカナ:我が障害を打ち払え!

アルカナ:が運命を奪い取れ!

アルカナ:レグルスボルグ!!!!

0:竜の身体はアルカナの出現させた大きな氷の槍に貫かれ、傷口から氷は広がり、竜の身体は氷に包まれ、砕けて粉々になった

アルカナ:ああ、これで3印術全て履修りしゅうできたな。あの世で使え

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