表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

プロローグ

挿絵(By みてみん)

「ガッキー!今日こそは成功させてお姉ちゃんたちをギャフンと言わせるんだからね!ちゃんとやりなさいよ!」

「ハイハイ、分かりましたよ~」


 西垣農園の5代目マコト(愛称ガッキー)は大きなため息をつくとともに意気揚々と歩く女の子を暖かく見守っていた。

 彼女たちが何者なのか、どういった経緯があったのかは一年前にさかのぼる……


                   ◇


 一年前、岐阜を中心に活躍するイラストレーター達と富有柿のPR、そして岐阜を盛り上げたいという思いから『コラボパッケージ』を作成し、発売記念イベントを直売所で行った。イベントは大盛況で終わり、シーズンインに向けて一人後片付けと作業をしていた時のことだった。

 初収穫の富有柿の仕分けを終え、直売場の戸締りをしていた時だった。事務所にいきなり閃光が走り、ボンっという爆発音のような音が聞こえた。


「え? 何が爆発した? まさかパソコン?」


 慌てて作業場から事務所に戻ると、事務所の中が霧に包まれたような煙で中がよく見えない。慌てて窓を開けて煙が晴れてくるとその中から3人の女の子たちが現れた。


「あ~ようやく外に出られたな」

「まったく、もう少しスマートなやり方はなかったの?」

「ちょっと、二人とも邪魔! 前が見えない!」


 呆然とする自分を横に3人の女の子たちは文句を言いあっている。よく見ると、壁に飾ってあった富有柿三姉妹のイラストが白紙になっていた。


「えっと、どちら様でしょうか?」


 いきなりおこった事態を飲み込めず呆然とするマコトに気がついた3人が自己紹介を始める。


「あ、わりいわりい。すっかり存在を忘れていたわ、私はもとこ、三姉妹の長女だ」

「わたしは次女のふゆう、よろしくね。マコトさん」

「わたしはのうか、ちょっと三女だからってバカにしないでよ!」


 これが三姉妹とガッキーの出会いであった。富有柿を生産する農家と岐阜を愛し活動するイラストレーターとのコラボイベントが思いもよらぬ奇跡を生み出したのだった。

 予想をはるかに超えるドタバタの日常を引き起こす引き金だったとマコトが気付くのはそう遠い日ではなかった。


新連載開始です!

この作品を見つけて読んでいただき本当にありがたいです……!

まだまだ不慣れ部分が多いですが、暖かく見守っていただけたらと思います。

更新はなるべくがんばって執筆していきます!

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

評価・感想・ブックマークなどしていただいたら作者のモチベーションも上がります!

ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ちょっと時間があったので、いつもお世話になっているライ様の作品を読みに窺いました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ