プロローグ
「死後の世界ってどんな感じなんだろう」といった誰でも考えたことがある事から生まれた作品です。
ぜひ温かい目で見てください
2086年の冬。僕は80歳で死んだ。
貧乏でも裕福でもないどこにでもある家庭の末っ子三男として生まれた。両親は優しく、厳しい人だった。
学生時代は陸上部に入りそこそこの成績を残した。
社会人になると世の中の厳しさ、理不尽さを思い知った。恋が出来なかったこと。これが学生時代の心残りだった。だから必死に出会いを求め、無事結婚した。
子供も1人授かることができた。その息子は一流企業に務め、今や自慢の息子だ。
老後は妻と2人で、暮らした。2人で飯を食いテレビを見て、寝る。何気ない日常だったがとても幸せだった。
そして、2085年妻に先立たれその後を追うように僕も天国へ旅立った。
これが僕の人生。いい人生だった。とても幸せだった。
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目の前のゴーグルが外され、僕は眩しくて目をすぼめる。
「お疲れ様でした。」と看護師が優しく言う
僕は疲れきり、ベッドに身を任せていた。
お読みいただき、ありがとうございます。更新は不定期になりますがよろしくお願いします。