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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
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96.アイリスとカミツレ

「二人で話せばいいじゃんか。話したかったんだろ?」


二人して私の治療して、ありがたいけどさ、この雰囲気耐えられないんだけど。


「カリノ、ほんとごめん。」


イラッ

「ねぇアイリス、謝るくらいなら自分で話せよ。カミツレさんのことどう思ってるかとか、二人がどんな関係だったとか、私は何も知らないんだよ。いつまでウジウジしてるつもりなのさ。」


アイリスは、顔を伏せた。何かを考えているようだ。


「カミツレ、ごめん。出て行くってことは、一番、君に伝えなくちゃいけなかった。」

「そうですね、私にはわかりませんでした。あの時、なぜアイリスがその選択をしたのか。」

「巻き込みたくなかった。あの時、カミツレに教えていたら、僕がいない間に何をされるか分からない。まぁ、言い訳になってしまうな。」


アイリスはずっと俯いたままだ。ちゃんと向き合おうとしているのは、伝わってくる。この調子だ、アイリス。でも、なんでまだ私を挟んで話してるんだよ。


「それなら、私も連れて行ってほしかった!アイリスがいない屋敷に、私がいる理由なんてない。私を助けてくれたのは先代様じゃない、アイリスなんだもの。」


カミツレさんの目には涙が浮かんでいた。その涙は、儚くて、とても綺麗だった。


「連れて行けるわけないだろ、どれだけ不自由な生活になるのかもわからなかった。ここにいた方がいい生活ができる。」

「私に必要なのは、自由さでも、いい生活でもない!私に必要なのは、アイリスなの。ずっと辛かった。どれだけ頑張っても、会いたい人に会えなくて。ずっと、ずっと、、。」


カミツレさんは大人しそうに見えて、意外と情熱的というか、感情的なんだな。


「ごめん、カミツレのことを考えていたつもりだけど、違ったんだな。ほんとにごめん。」


アイリスの声は震えていた。横からだとわかる、アイリスの涙。二人とも、互いのことが大切だったんだな。

読んでいただきありがとうございます

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