表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
96/128

95.ナハト戦終

アイリスに一撃入れられたナハトは、気を失った。目が覚めて攻撃される可能性をなくすため、キキョウが動けぬよう取り押さえ、徐々に暗闇も薄れていることに気がつく。


「カリノ、大丈夫?」

「うん、これくらいなんともないよ。」


私は、起き上がれるくらいには回復していた。急な攻撃で、体が強ばってしまったんだろう。


「にしてもアイリス、大活躍じゃん。」

「うーん、まぁそうだね。氷結型のことは黙っててごめんよ。」

「そうだよ!めっちゃびっくりしたんだから。でも、アイリスの頑張りに免じて許す!」


別に私が許すとかどうかって話じゃないけど、私は大袈裟にジェスチャー付きで言った。みんなクスクスと笑っている。これでいいんだ。


「暗闇、開けてきたな。」


みんなで話している間に、元いた屋敷が見えてくる。なんだか外はザワザワしている。全ての闇が消えた時、そこには執事やメイドの格好をしている人たちが六人程いる。


「え、みんな出てきて大丈夫なのかよ。」

「大丈夫もなにも、心配過ぎて出て来ずにはいられないっての。」


キキョウと仲良さそうに話したメイドさんは、キキョウの頭にチョップを入れた。結構、痛そう。


「あ。」

「あ。」


救急箱を持ってきてくれたメイドさんとアイリスだ。そうか、この人がアイリスの会いたい人。メイドさんは、アイリスから目を逸らし、私のそばに座る。


「今治療するので。」


メイドさんもアイリスも気まずそうな表情をしている。周りにいる人たちも、キキョウもサフラも心配そうな顔だ。なんで私が挟まれるんだよ。一番知らないからか?メイドさんは、わたしの傷ついたところに布を置いている。救急箱の中をガサゴソしているが、何かがないようだ。


「あの、、冷た?!」


冷たい液体を出していたのは、アイリスだった。いつの間にかしゃがんでいて、自分の氷を溶かし、布に水を当てている。


「ごめん、けどカミツレのガーべは水分がないといけないんだ。だから、少し我慢して。」


アイリスは俯いたまま、淡々と話した。メイドさん、いやカミツレさんも複雑な表情だ。いや、私が一番複雑なんだけどな。


「アイリス、カミツレさんのことよく知ってるんだね。」


私は、このままだといけない気がして、少し嫌味ったらしく言ってみた。


「「な?!」」

「息までピッタリじゃん。」


また二人とも俯いてしまった。だけど、さっきの表情じゃない。耳が少し赤くなっている。二人して照れてるのか、ピュアかよ。

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ