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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第一章 異世界生活スタート!
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9.いざギルドへ!

「カリノさん!ここがギルドです!」


初めて会って話した時のタニアさんは、少し暗くて落ち着きのある人って感じがしたけど、今の雰囲気を見ると少し幼さが出ている感じがする。かわいいな・・・。

で、ここがギルドか。勝手に酒場のような場所と思っていたが、意外と立派なところだ。


「ぼさっとするな、早く行くぞ。」

「あ、はい!」


心なしかキキョウさんもワクワクしているような気がする。かわいい一面もあるんだな。


「その通り。キキョウはかわいいとこあるよ。」


アイリスさんはそう言ってギルドの中へ入っていった。私は物理的にサフラさんから押される形でギルドに入った。かなり覚悟した。ギルドなんて怖い人の集まりだと思っているから。


(できることなら、今すぐ隠れたい)


「ちょっとカリノちゃん、これじゃ進みづらいよ。」

「すいません、目を閉じていてもわかりますか?」

「うちの感覚なめちゃだめだよ?」


私の妄想のせいで出てしまった黒い大きな布をたたむ。


(この布はもういらないかな)


そう思うと手元からなくなった。ガーベって便利なんだな。人に迷惑をかけてしまう点はしっかりと考えないといけないかな。と、考えているうちに周りがガヤガヤし始めたことに気づいた。


「君すごいね!」

「今のはどんなガーベなの?」

「うちのグループ入らんか?」


なんかこの世界に来たばかりの時を思い出した。このギルドにいる人たちほぼ全員の視線がこっちを向いていた。今までの生活で注目されることなど一度もなかった。それがこの世界に来てから二度も。さすがに疲れてくるし、目が回りそう。天使様恨みます。


(?!)


急に首に何かが触れたと思ったら、キキョウだった。キキョウは私に肩を組んできた。


「悪いがこいつは俺たちの仲間だ。」


そう言って周りの人たちを睨んでいた。メイド服ですることじゃないだろ。キキョウはまるで狂犬だ。


「こらキキョウ!すいません、そういうことなので」


困ったときのアイリスさん。このグループ内で一番大変だ。そういえばタニアさんがいないと思ったら、すでに受付のようなところにいた。そこにいる女性と何か話をしている。


「何度も言っているでしょう。ベルグングには五人でないと所属できないです。」

「だから、もう一人連れてきたんです!」

「あれだけ勧誘して集まらなかったんですよ?余程の物好きを連れてきたんですね。」

「あの、すいません。余程の物好きです。」


ギルドからすると、私の印象最悪だろうな。

読んでいただきありがとうございます。

タニアたち相当ギルドに通ったんだろうな

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