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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
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85.平穏な朝

次の日、キキョウからの警戒心は感じられなかった。きっと兄ちゃんに対する警戒心だったんだろうけど、なんでそう感じたか、その理由は聞けずにいるままだ。


「今日はみんなでサリュに行こうか。」

「お、ねねのところに行くのか!」


キキョウはいつも通り元気だ。うん、元気ならそれでいいんだ。それにしても、お姉ちゃんをねねって呼ぶキキョウのギャップがすごくいい。ギャップ萌えってやつだ。


「じゃあ今回は、サネも一緒に行こうか。パーティのメンバーとして、プリエさんにも紹介しておきたいし。」


前回サリュに行ったとき、サネはお留守番だったからな。あの時は倒れるなんて思ってなかったから、寂しい思いをさせてしまった。


「じゃあ、早速行きましょう!」


タニアさんは、椅子から勢いよく立ち上がった。拳を上に挙げちゃったりして、愛くるしいな。


「タニア、まだ朝食食べてないでしょ?」

「あ、そうでした。」


アイリスに注意されたタニアさんは、静かに椅子に座り直した。ちょっと抜けていて、おバカなところが最高に可愛い。


「カリノ、タニアを甘やかさないでよ?」

「へ?あ、もちろん!」

「ほんとかな?」


アイリスは、笑いながら疑ってきた。私だって、そういうところはちゃんとしてるよ、たぶん。でも、タニアさんにあれしたい、これしたい、と言われたら、なんでもしてしまうかもしれない。あ、それが甘やかすってことか。


「ちんちくりんには、無理そうだな。」

「せやな。」


キキョウとサフラも笑いながら私とタニアさんを見ている。三人はタニアさんのお手伝いさんって言ってたな。まさか、私までお世話の対象になってたりしないよな?


「まぁ、近しいものはあるかもね。」

「えー?!」

「冗談だけどね。」


アイリスがめっちゃ笑ってる。いじわるアイリスだ。そんなとこもいいんだけどさ。


「よし、朝食できた!」

「さっさと食べて、サリュに行こうぜ!」

読んでいただきありがとうございます

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