82.談笑会
兄ちゃんの希望により、ギルドで談笑をすることになった。私ともしばらく会ってなかったし、私が信頼する仲間についても知りたいらしい。
「で、とりあえずカリノは、なんで死んだんだ?」
うん、唐突にその話題をぶっ込んで来るのはやばいだろ。
「ごめん、それは答えられない。」
「なんでだよ、俺とカリノの仲だろ?」
「仲が良くても、言えないことぐらいあるだろ。たとえば、兄ちゃんが何歳までおねしょしてたとか。」
「うぅぅ、まぁそうだな。」
兄ちゃんは、この話を出せば言及してこなくなる。まぁ、私は知っている。小六までおねしょして、毎回おばさんにカリノには言わないでって、泣きながら懇願していたことを。
「カリノって、意地悪なとこあるよね。」
「ん、なんのこと?」
私は作り笑顔で、誤魔化す。意地悪なんかじゃない、私の優しさでもある。知らないのがお互いのためなんだ。
「アイリス、といったな。カリノは今何考えてるんだよ。さっきから、笑顔が不気味なんだが!」
アイリス、頼むから言わないで。今度、なんでも奢るから。めっちゃ働くから!
「それは、プライバシーなので答えかねますね。」
「そんなー、、」
兄ちゃんは、机にヘタレて行った。頭を机につけながら、イジイジしている。めんどくさ。
「なんか、他に聞きたいことないの?」
こっちから、聞くとすぐに起き上がってきて笑顔になった。まるで犬みたいだ。これがギルドマスターって、信じられない。
「このパーティは、どうやって出来たんだ?四人は、元々知り合いのようだが、カリノは違うだろ。」
やっぱり、第三者から見たら、いきなり私が入ってくるのが不思議なんだな。
「なんで俺たちが元々知り合いって、わかるんだよ。」
いつに増して、キキョウの顔が険しい。何かを警戒している時の顔に似てるが、今そんな要素あるか?
「それは、このギルドでたまに君たちを見かけたことがあるからだよ。ベルグングに入りたい、とね。」
そんな印象に残るほど通ってたのか。まぁ、このメンバーは、一回見たらかなり印象的だろうな。
「そうか、」
やっぱりキキョウは、何かを警戒している。
「私たちの出会いでしたね、きっかけは私の未来予知ガーベです。」
「ほう、それは興味深いな。」
読んでいただきありがとうございます。




