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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
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79.新たな情報

私たちは、またクエストを探しにギルドへ向かった。みんな昨日の疲れがまだ残っているように見えるが、気合いは十分だった。


「おい、なんだあれ。」


キキョウが指を指した先は、ギルドだった。たしかに、いつも以上に人が群がっている。なにがあったんだろうか。


「あ!いたいた、カリノさん!」


大きな声をあげて走ってきたのは、受付さんだ。相当慌てているように見える。私、なにかやらかしてしまっただろうか。


「昨日の黒ずくめの集団、指名手配されました!」

「え?」


受付さんに導かれて、ギルド前にある掲示板のもとへ来た。そこには私が見たのと同じマークがでかでかと描かれている。


「謎の黒ずくめの集団。各国で被害を出している。このマークを見かけたら、声をかけたり接触するのではなく、ベルグングに報告。かなり、大事になったな。」


アイリスの声色も暗かった。自分たちが受けたクエストから、指名手配が出たらそりゃそうだよな。


「それでなんですけど。」

「まだなにか?」

「それが、カリノさんたちに話が聞きたいということで、ギルドマスターが帰ってくるそうです。」


ギルドマスター?そんな人いたのか。話に全く出てこなかったから、存在自体知らなかった。助けを求めようと、横を見ると、みんな目を丸くしていた。


「ちょ、ちょっと?!」

「あ、ごめん。びっくりしすぎて。」


そんなびっくりすることなのか?だって、一回も話に出てこないんだぞ?


「バカか!このギルドのマスターは、今いるガーべ使いの中で一番強いと言われてるんだぞ?!」


え、そんな。フロストがすごいんじゃないの?てっきり一番だと思い込んでた。


「フロストなんて、全然敵わないだろうな。」


受付さんだけでなく、ギルド全体が慌ただしい。私も緊張してきた。っていうか、そんな人が話を聞きに来るの?


「ギルドマスターは、ベルグングの戦力隊長だからな。指名手配の情報をできるだけ詳しく聞きたいんだろ。」


やばい、心臓が破裂しそうだ。私なんかがそんな重大な話をできるだろうか。来て損したなんて思われないだろうか。不安しか出てこない。


「ギルドマスターは、心優しい人だって聞いたことあるから、大丈夫じゃない?」


そんな噂、信じていいんだろうか?私はみんなが準備をし始める中、一人立ち尽くしていた。

読んでいただきありがとうございます。

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