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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
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67.帰還

程なくして、私たちのところにもシヤン探しの依頼主さんが亡くなったと連絡が来た。私たちはギルドの中ではあったが、手を合わせた。依頼主さん、ひとときの間ではありましたが、ありがとうございました。


「ってことは、ポチは旅に出たのか。」

「そういうことになるね。」

「またいつか会えますかね?」

「いつか、必ず会えます。」


必ずと言って大丈夫かな、とも思ったけど私の感が言ってるんだ。ポチとは必ず会えるって。


「カリノの体調はどう?」

「あ、そうか。このクエストを受けたの私が退院したばっかだったからか。うん、体調は大丈夫だよ。ガーべはまだ使ってないから、分からないけど。」

「そうか、それならよかったよ。」


このクエストを受けられたと思えば、入院したのもプラスに考えられるな。


「アイリスさん、少しいいですか。」

「はい、なんですか?」

「フロストさんが帰ってくるとのことで。」


フロスト。やっと帰ってくるのか。タイミングはあまりよくないな。


「いつ頃の到着で?」

「それがもうすぐ着くらしいんです。急な連絡だったので。」

「そうですか、じゃあここで待ってます。」


受付嬢さんはぺこりと頭を下げて、自分の持ち場に戻って行った。帰ってくると聞いた途端、落ち着かないな。できることなら、フロストじゃないと思いたい。でも、あの傷は、。


「カリノ、落ち着こう。あいつが来た時にすぐ手出しちゃダメだからね。」

「もし行きそうになったら、押さえてよ。自分で収められるかどうか、わかんないから。」


サネはまだ、あの事件の犯人の検討はついていないだろう。


「サネ、約束だ。これから何があっても、元の大きさになったらダメだよ。」

「大丈夫です、主。その決定権はあなたにありますから。我のことは、主が押さえてください。」


口には出ていないが、サフラも結構落ち着いていない気がする。そりゃそうか、あんな現場を見て落ち着いていられる方がおかしい。ギルドもざわつき始めた。フロストが帰ってくるからだ。


「ち、なんだよ。みんな揃ってフロスト、フロストってよ。あんな奴、すぐに追い抜かしてやるよ。」


みんなはフロストを昔から知っている。なにも知らない私が出る幕は本当はないと思う。だけど、今回ばかりは私の相棒の仲間が傷つけられたんだ。黙っていられるわけがない。


「おーい!フロストが到着するぞー!」

読んでいただきありがとうございます。

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