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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
59/128

59.番外編 名前

今日で異世界に来て、一週間。色々ありすぎた。昨日も家に帰ったら、ベーアがめっちゃ心配してたし。思えばずっと留守番だったんだもんな。可哀想なことしてしまった。


「ベーアの名前は決めたの?」

「べべなんてどうだ!」

「なんでだよ、ほぼねねじゃないか。」


あの呼び方はキキョウから始めたんだな。ネーミングセンスはなし。


「うちはマシュがいいと思うな。」

「僕はミシェルかな。」

「私はルイがいいかと!」


みんな自由で楽しそうだな。ベーア本人は満更でもないみたいだ。全員でまったりした時間はいいものだな。


「主である、カリノくんはどうなんだい?最終的な決定権は君にあるよ。」


アイリスがおちゃらけて言ってくる。私にはアイリスにヒゲが付いていて、得意げにいじってるように見える。


「んー実はもう候補があるんだよね。」

「お!なんですかな、主!!」


ベーアが急に前のめりになってくる。一緒に四人も前のめりになる。みんな目が輝いてる。なんか、言い出しにくくなる。


「えっと、サネって名前なんだけど。私の居た世界ではこう書くんだ。」


私は机の端にあった、紙とペンを使って「志」と書いた。


「願いとか目標に強い信念を持って進んで欲しいなって思ってさ。もちろん、そのお手伝いもしたいし。」


みんなでベーアを見る。結構がんばって考えたんだけど、ベーア的にはどうなんだろうか。


「どうかな?」

「最高ですぞ、主!」


いきなりベーアが飛びついてきた。いや、サネが、か。


「じゃあ、改めてよろしくね、サネ。」

「よろしくお願い致します。」


言葉が通じなくても、サネの表情や行動が分かりやすいから、みんなも微笑ましく見ている。もっと、サネのことも知っていきたいな。まぁこれから時間はまだまだあるか。




読んでいただきありがとうございます

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