58.新メンバー
一波乱があった後、普通にみんなで食事をした。塩コショウを使ったりして、退院祝いだ。
「カリノ、」
「なんですか?」
「その、さ。いいのか、こんな私が仲間で。」
正直、何言ってんだこの人って思ってる。プリエさんだから言ったことだ。
「こんな私って、自分を下げないでください。私は本心を言ったまでです。まぁ、プリエさんが仲間は嫌だ、って言うなら引き下がりますけどね。」
プリエさんは、少しムスッとした。え、なんだ今の可愛い顔。めっちゃキュンとした。
「お前らがいいなら。」
「私たちが、じゃなくて、プリエさんはどうなんですか?」
少し意地悪かな?でも、しっかりと聞きたい。相互的な想いじゃないと、仲間は成り立たない。
「なり、たい。私もお前たちの仲間に。」
恥ずかしそうに、プリエさんが言う。また新しい一面を見た。モジモジした後に、私の顔を見てくれた。目は輝いている。嘘を言う人の目じゃない。純粋に思っている目だ。
「もう仲間だと思ってましたけどね?」
「お前っ!」
一気に顔が赤くなる。笑ってしまいそうだ。
「ねねも仲間って最高だな!」
「プリエがいてくれると一安心です。」
「いつ怪我しても大丈夫だな。」
「うちも頼りがいのある人が増えてよかった。」
みんなも大歓迎のようだ。雰囲気が良くなった。和気あいあいとした、いいパーティだ。こんなに人といて楽しいと思ったのは、この世界に来てからだ。でも、こんなに楽しんでいていいのか、考えてしまう。
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