表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第五章 もう一人の仲間
54/128

54.姉妹

プリエさんは、キキョウのお姉さん?たしかに、ちょっと怖いところとか似てるけど。私は二人の顔を交互に見る。あ、雰囲気もだけど顔もちょっと似てる。


「タニアさん、この情報は紹介のときに入れるべきです。」

「すいません、なんとなくもう知ってるものだと、」

「いや、キキョウの姉妹なんて聞いたことないですよ?!」


なんで知ってると思ったんだ?やっぱタニアさんは面白い人だな。って、今はタニアさんじゃなくて。


「タニア、ちんちくりんにねねのことどんな風に言ったんだ?」


意外かも、キキョウってお姉さんのこと、ねねって呼ぶんだ。かわいいとこあるな。これはいわゆる、ギャップ萌えってやつだ。プリエさんも呼ばれ方とか気にしそうだけど、そんなこともないのかな。


「雑貨屋サリュのマスター、プリエさんと。」

「その説明からじゃ、ちんちくりんもびっくりするわな。」


タニアさんが気持ちしぼんでみえる。キキョウが肩をぽんぽん、とするとタニアさんが復活してくる。この二人の雰囲気、なんか好きだ。キキョウは見た目ちょっと怖いけど、中身はそんなことない。ゆるーく感じるな。


「なんでお姉さんがいるって教えてくれなかったんだよ!」

「別にいいだろ、そこまで重要な情報じゃ、」

「何言ってるのさ!姉妹は最高じゃないか!」

「お、おう。なんの話だ?」

「あ、ごめん。忘れて。」

「え?気になるんだけど」

「お願いします。」


やってしまった。キキョウが重要な情報じゃないとか言い出すから、思わず出てしまった。自分でもわかってる、身内をネタにするのはあまりよくない。でも!こんな美少女姉妹を前にして、気持ちが抑えられるかどうか、!


「ちんちくりんって、たまに変だよな。」

「まぁそうだね。けど、楽しそうだからいいんじゃない?」

「なんか言った?」

「「なんでもないです」」


キキョウとアイリスがコソコソと話してた気がする。二人で声なんて揃えちゃって。それを見てニコニコしてるサフラ。二人が言ってたことが気になって、二人の顔をキョロキョロしてるタニアさん。バラバラだけど、まと


「バラバラだけど、まとまりのあるパーティだな。」


まただ。プリエさんには心を見透かされてる気がする。だけど、ガーべはないって言ってたし、まさかエスパー?!


「それはないと思うよ。単に考え方が似てるんじゃない?」

「私とプリエさんが?」

「「そんなことないでしょ。」」


あれ?


「ほらね?」


アイリス、ちょっと楽しんでるだろ。いいんだけどさ。プリエさんと似てるのは光栄なことに感じる。


「今日はこれからどうするんだ?」

「クエ・・・っ!」

「バカなのか、バカなんだな。今日は安静にさせろ。」


プリエさんがキキョウにチョップをした。こういうやり取りを見てると、姉妹って感じがする。


「じゃあ、ギルドにランチでも行きませんか?」

「ギルド、ですか?」

「はい、みなさんカリノを心配してましたし。」

「そうだったんですか、わかりました行きましょう。」


ランチへはプリエさんも行くことになった。なんか渋ってたけど、大丈夫かな?





読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ