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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第四章 この世界の相棒
34/128

34.戦略

朝食を食べ終え、みんなでギルドへ行く。


「それで?戦略ってどうすりゃいいんだよ。」

「主に問題なのは、キキョウとお嬢なんだけどね」


アイリスの言うとおり。私は深くうなずいた。体力の無駄遣いは、今のところ二人だけだ。


「効率よくやらないと、レベルの高いクエストに行ったら大変だよ」

「そ、そうですね。たしかに、考える必要がありそうです。」


おそらく、この二人には自分で改善する、という考えはないようだ。本当に脳筋だな。


「まずはお嬢ですね」

「私はどうすれば?」

「お嬢は知能系ですから、出来るだけ前線に行くべきではないですね。剣術や格闘術が得意ならあれですが」

「どちらもやったことありません。」


背筋を伸ばして、はっきりと言った。そんな自信満々に言われてもな。

「まぁ分かってましたが。」

「じゃあ、私はあまり突っ込まない方がいいって事ね。」

「そうですね。」


ほんとに大丈夫かな?やってみないと分からないから、今は考えても仕方がないんだが。


「俺はどうすればいい?」

「キキョウは、ハーゼ討伐のとき音を立てすぎてたかな。あれだと、どんどん集まってきちゃうから。」

「あ、そうか。」

「それと、ジタバタし過ぎて体力すごい持ってかれるでしょ」

「そ、そうだな。」


キキョウは、意外と真面目に聞いている。こっちはあまり心配しなくてもよさそうだ。


「キキョウのガーベなら、足を変形させることも可能なんじゃない?」

「あ、そうか!ナイスアイデアだ、ちんちくりん!」


いいアイデアが出せたのはいいけど、やっぱりちんちくりんなんだな。真剣なときじゃないとカリノって呼んでくれないのか。


「そこは面白みがあっていいじゃないか。」

「言われる方の立場になってみて?!よくないから?!」


そんな間にも、タニアさんは何だか格闘術っぽい真似をしている。キキョウは、足を色々と変形させているみたいだ。サフラはというと、それらをただニコニコしながら見ている。やっぱり不思議な人だ。


「キキョウも実戦で試してみたほうがいいんじゃないか?」

「お、そうだな。ここじゃ広く場所を使えないし、障害物もないからよくわかんない。」


キキョウは、感覚で覚えるタイプなのかな。運動神経はよさそうだから、すぐにコツを掴みそうだ。まぁ一番の心配は、タニアさんだ。今回は一旦様子を見るとするか。


「よし、じゃあ今回はベーアの討伐クエストに行ってみるか!」


私も氷結型を試してみたいし、試すことは山ほどある。量をこなさないと!

読んでいただきありがとうございます!

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