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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第三章 ライバル登場?
25/128

25.アイリスのお願い

「そろそろ、敬語やめないか?」

「え!早くないですか?てか、そういう問題でもないような」

「ほら、コミュニケーションとしてさ。僕たち、年齢もそこまで変わらないだろ?」

「そう言われても・・・。」


いきなり、敬語をやめてと言われてもな。クセになってるだろうし。


「心の声は、タメなんだしさ。その勢いで行けるだろ!」

「それとこれとは、話が違うだろ?!」

「お!いいじゃないか。」


あ、しまった。この世界では、清楚系でやって行こうとか思ってたのにな。でも、アイリスさんには弱みを握られてる・・・。逆らえるわけがない。


「出来るだけがんばる・・・です」

「おしい!!まぁ、少しずつでいいよ。」


少しずつでもかなり難しそうなんだよな。だけど、私の過去をさらされる方がもっと嫌だ!!


(この気持ちアイリスさんにたくさん届けー!!)


「ガーベ使うみたいに言ってるけど、痛いほど伝わって来てるから。そんなに思わなくても」

「不安、だからだよ・・・。まだ、ア、アイリスだから良かったけどさ・・・。」

「なーに照れてんだよー。かわいいやつだなー!」

「う、うるさいぞ!!」


やっぱり、最初に感じたのは間違いじゃない。アイリスとは、仲良くやって行けそうだ。他は少し不安が残るけど。それにしても、通信型がアイリスで本当に良かった。他のメンバーならどうなっていたか、想像するだけで鳥肌が立つ。


「アイリス、お前ちょっと顔赤くないか?」

「は、はぁ?そんなことないし」


は!もしや・・・。


(アイリス、本当にありがとうね。アイリスがいてくれて助かった!もう、アイリスがいないとやっていけないよ。みんなのお姉さんだね。あー、私は幸せものだ!)


そんなことを想像し続けていると、アイリスの顔がみるみる赤くなっていく。


「ありがとう、アイリス!」

「声に出すな!分かっててやってるだろ!」

「え?なんの事?私、ちゃんと言われないとよくわからないなー」

「カリノー!!!」


アイリスが顔を真っ赤にしながら、追いかけてくる。キキョウをかわいいと以前言っていたが、アイリスも十分かわいい所あるじゃないか。オタクは、そういうギャップに弱いんだぞ。


「後半何言ってるかよくわからんが、もうやめろー!!」


そんな私とアイリスを見て、三人も笑っている。こんな光景は妄想でしかなかった。アイリスは照れてしまうけど、アイリスも含め、みんなに感謝しているのは本当のこと。アニメやマンガ、ゲームはないけど、この世界に来られてよかった!

読んでいただきありがとうございます。

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