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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第三章 ライバル登場?
23/128

23.過去に感謝

「はい、採取クエストの方とシュティーアの討伐確認いたしました。それにしても、ほんとに初心者パーティとは思えませんね。」

「でも、学校でガーベの事について学ぶのでは?」

「それは、基礎知識などのことですよ。そこまで、本格的ではありません。」


そうなのか、じゃあ自分のガーベは、自分で学ぶしかないのか。想像力を使うから、元々のセンスとかもあるってことか。


「そうだね。後は、ガーベにエネ量が生まれつき少ない人もいる。

まぁ、第一は想像力だよ。」


そうですよね。そうじゃないと、妄想オタクをやってた私がこんな簡単に使えるわけがない。でもそれって、私が妄想オタクをやっていなかったら、この世界では使い物にならなかったし、みんなとも会えていなかったのか。妄想オタクやっててくれて、ありがとう!過去の私よ。


「カリノさんは、複数型ガーベだから、まだ自分が何を出来るのかよく分かっていないんじゃない?」

「対人系は出来なかったです。空間型と取得型は使えるみたいですけど、」

「そうですよね。あなた達のパーティは、キキョウさん以外みんな対人だものね。」


未来予知型、移動型、通信型、確かにみんな対人だ。そういえば、キキョウさんの変形型は試したことなかったな。今度やってみようかな。


「どうだろうね。変形型には2種類あるんだ。キキョウのように自分を変形させるもの。もう一つは、この前君が木を剣に変えたのと同じ、自分以外のものを変形させる。」

「じゃあ、対人が不得意な私は、キキョウさんと同じガーベを使うのは難しそうですね。」


てことは、パーティ内には参考になる人物がいないということになってしまった。動きを見て学ぶことは出来ても、想像についての質問は出来ないか。


「パーティ内にいないのでしたら、他の人を見てみたらどうです?」

「他の人、ですか?」

「はい、他のパーティにどのようなガーベ使いがいるのか聞いてみたり、それこそ想像について聞くのもいいと思います。また、街中でも使っている方がいらっしゃいますよ。とにかく、視野を広げて見ることをオススメします!」


なるほど、視野を広げてみる、か。まぁ、パーティ内だけをずっと見ててもプラスにならないしな。妄想が得意とは言っても、限度があるだろうし。少し聞き込みしてみようかな!と、思っても人見知りなんだよな。


「じゃあ、今日の晩御飯はギルドで食べよう!」

「何でですか?」

「それは、君のお勉強のため、かな?」


アイリスさんは、何を企んでいるんだ?

読んでいただきありがとうございます。

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