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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第三章 ライバル登場?
22/128

22.再スタート?

「よっしゃ!じゃあ、今日のクエストはどうする?」


キキョウさんは、ずいぶんと切り替えが早いな。タニアさんはまだ、涙を拭ききれていないのに。


「たぶん、あれはキキョウなりの優しさ何だよ。」

「なるほど、不器用な人ですね。」

「そこ二人!勝手にサフラと決めちゃうからな!」

「どうぞ。ただし、あまり難しいのはごめんだよ。」


いつも通りのみんなだ。なんだか、安心する。言っては悪いが、このグループにシリアスなのは似合わない。わちゃわちゃした、この感じが良いのだ。


「タニアさんは、大丈夫ですか?」

「えぇ、落ち着いて来ました。ありがとうございます。」


今日のタニアさんは、大人しい。クエストでも、あまり突っ込みそうにないから注意して見ておくべきなのは、キキョウさんかな。


私たちは、キキョウさんとサフラさんが持ってきた採取クエストを受けることにした。


「採取クエストは、簡単な割に報酬が多くもらえて、効率がとてもいいんです!」


やっぱり、クエストに出るとタニアさんは、いつもと変わらなかった。元気な小動物と化していた。ちょこまかと動きすぎて、変なモンスター連れて来ないといいのだけれど。


「ぎゃー!!!」


タニアさんの叫び声は、クエストの恒例行事になるのか?!ずいぶんとでかい牛を連れてきたな。


「でかいな、カリノ!まずは、あいつの動きを止めるんだ!」

「分かりました!」


(あの牛の進行方向に落とし穴を作る。牛が登れないぐらい深く!)


よし、これでひとまずは安心だ。またタニアさんは、一人息を切らしている。これは、おんぶコースになりそうだ。


「こいつ、どうするんですか?」

「またギルドに持っていくかな。思わぬ収穫でしたって」

「そうだな。なぁ、こいつは美味いのか?」

「このシュティーアは食用じゃないね。つの生えてるし。」


牛のことをこっちでは、シュティーアって言うのか。動物の名前は全部違っていそうだな。


「シュティーアには、食用とそうじゃないのがいるんですか?」

「そうだよ。こいつみたいに、つのが生えてるタイプは食べられない。だけど、毛で覆われてフサフサしたのは、すごく美味しいよ。」


いいな、食べてみたい。この世界の食べ物は食べたことのないような物がたくさんある気がする。アニメとか見てても、見た目は凄いけど実際美味しくないんじゃないかな、とか思ってたけど全然違った。めっちゃめっちゃ美味しい!


「おー、食い意地張ってるな」

「あ、また盗み聞きしてる!」

「ガーベの特訓中でーす」


それを言われてしまうともう言い返せない。まぁそれは置いといて、採取も終わったし、牛さん持って、帰りますか。

読んでいただきありがとうございます。

これからは、12時に更新出来れば、と思っています!

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