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妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第二章 異世界生活本格始動!
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15.初クエスト完了

ハーゼの討伐クエストは完了した。本当は業者に来てもらって、討伐したモンスターをギルドまで送ってもらうらしいが、それにはお金がかかるらしい。だから、私のガーベを使ってみる。


(このハーゼたちの死体を傷付けずに持って行きたい。)


目の前からハーゼの死体が消える。本当に収納出来たのか不安だな。


「だったら、一度出してみるといいよ。」

「あ、わかりました。」


(ハーゼの死体を1つ取り出したい。)


想像した通りに1つだけ目の前に現れた。これでしっかりとガーベが使えていることが分かったので、もう一度死体を収納し、ギルドに戻るため歩き始めた。


「うちのガーベがもう少し便利ならなー。ギルドまで一瞬なのに」

「それは仕方ないことですよ。使うべきは今ではないですから。」


その言葉は普通、私が言うべきなんじゃ。ハーゼに追われ、歩けなくなるぐらい疲れて人におぶられてるタニアさんが言うのは違う気がする。


「カリノ大丈夫?」

「まだ大丈夫ですよ。」


最初、タニアさんを誰がおぶって行くのかと話し合いになった。そこに留まるのもよかったが、またハーゼが来ては面倒くさい。私のガーベも保つかわからないし。キキョウさんはガーベの使い過ぎで帰りの体力しか残っていなかった。サフラさんは感覚が鋭いとは言っても、前が見えていないので不安。アイリスさんでもよかったが、アイリスさんには他二人の面倒を見てほしかった。


「ガーベの使い方、やっぱり実戦だと違うな。パワーはあるのに体力が保たねぇや。」

「そうだね。僕たちのガーベを最大限活用出来るような戦略を考えないと」


アイリスさんの言う通りだ。今回のクエストを通して、タニアさんとキキョウさんが脳筋だと言うことが分かった。後は、サフラさんをどう動かすか。正直、今一番謎なのはサフラさんだ。ガーベについては少し理解しているが、他に得意なこととかないのかな。このままだと、もしもの時にすぐやられてしまう。


「まぁそうだな。とりあえず今考えるのはやめておこう。今日は疲れている人もいるし、ハーゼをギルドに出して、美味しいご飯食べて寝よう!で、会議は明日にする。」

「それがいいですね。私も疲れて頭が回らないです・・・。」


今、現在進行形で一番疲れるのは私なんだよな。少なくとも、タニアさんは一番疲れないはずだ。そんな人が人の背中で寝始めた。


「怒ってもいいんだよ?」

「アイリスさん、分かってて言ってますよね?!こんなかわいい生物、怒れる訳ないじゃないですか!!」



読んでいただきありがとうございます。

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