表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想大好きオタクの私が異世界最強になれるってほんとですか?!  作者: 志波ゆき
第二章 異世界生活本格始動!
11/128

11.本格始動

「はい。それでは、登録が完了しました。これからベルグングとしてクエストをこなし、頑張ってください。」


これで正式にベルグングへ所属となった。とはいえ、私はまだ何も理解していない状況なので四人にしばらくは任せっきりになってしまうだろう。私も役に立てるように頑張ろう。


「正式に所属になったわけだけど、どうする?カリノのガーベを試しに、簡単そうなクエストでも行ってみる?」

「それがいいと思う!」


やはり、タニアさんは目を輝かせながら言う。登録が終わってから、ずっとソワソワしている。


「簡単そうなやつあったぞ」


行動が一番早かったのはキキョウさんだ。よっぽど嬉しかったんだろうな。やばい、口元が緩んでしまいそうだ。


「なんだよ、にやついて。」

「あ、ごめんなさい。行動が早すぎて、楽しみだったのかなって」

「う、うるせえな!」


あ、これ図星のやつだ。やっぱり、キキョウさんは狂犬のようなところもあるけど、案外かわいいところもあるらしい。でも、まさか顔に出てしまったとは。傷つけてしまったかなと思い、キキョウさんの方を見てみるが嬉しそうな顔は変わっていなく、安心した。


「うん、これなら簡単そうだし、カリノの力試しにもちょうどいい感じだね。」

「どんなクエスト何ですか?」

「ハーゼの討伐だよ。」

「ハーゼ?」

「うーん、耳が長くてピョンピョン跳ねる哺乳類?」


あ、ウサギのことか。この世界は所々わからない単語が出てくるから少し困るな。でも、ウサギを討伐なんて、かわいそうだな。


「ハーゼはよく、農作物を荒らしたり人を襲ったりするんだよ。繁殖力がすごいからたくさんいるし。」

「だから、討伐してギルドに持ってくると報酬がもらえて、そのハーゼを調理してくれたりするんだよ。」


ウサギって、人襲うのか?人に飼われてるイメージしかないから、食べるって考えると、だいぶしんどいな。


「カリノのとこにいたのは、飼われていたの?こっちの世界じゃ考えられないね。」

「どうして?」

「まぁ、実際に見るのが一番いいよ。じゃあ、このクエスト申請して来るね。」


そんなに凶暴なのか。なんか、急に怖くなってきたな。大丈夫かな。簡単って言ってたし、いきなり死ぬとかないよな。みんなが今どんな顔しているのか気になったので、顔を上げてみた。相変わらずタニアさんとキキョウさんはソワソワしている。サフラさんはやっぱりニコニコしている。緊張感は欠片もないって感じだ。


「よし、申請できたから、初クエスト行きますか!」


読んでいただきありがとうございます。

次回、初クエスト!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ