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気づき...そしてやらかす

俺は、物凄く広い書庫の中から取った王国の歴史と言う本を開いてみたけ

一ページ、また一ページと捲っていく内にあることに気づく


「...なんか見た事のある歴史だな...。

気の所為かな?」


そんな事を考えているとある一枚の紙が流輝の元に落ちてきた。


「ん?なんだ?このボロボロの紙は...これは......!!!」


流輝が紙を開く、それは地図だった。

ただの地図ではない...これは...。


「これは、プリンツハートの全体マップ...。」


そう、この地図は流輝が毎日プレイしていたプリンツハートのマップにそっくりだったのだ。


「き、気の所為...では無いな。」


俺は、プリンツハートのマップを隅から隅まで覚えている。

見間違えるなんて事は有り得ない。

これまで、プリンツハートを何年もやって、何万回もマップを見ているのだ。

見間違えるなんてことは万に一つもない。


「プリンツハートの世界とは同じなら魔法も使えるのではないか?

いや、そんな事よりもだ。

ここが、プリンツハートの世界なら...先輩......白鳥花織はここの世界に居るという事。

......良し!これは、神様がくれたチャンスだ!絶対に...絶対に先輩と結婚してみせる!

よし、まずは魔力を増やそう、プリンツハートの魔力の増やし方も全部暗記している。

ふふふ...ではまずは、魔力を全て体内から出して気絶しよう。」


ん?でも、どうやって魔力を放出しよう...ゲームならボタンを押したり、コマンドを打つだけで魔法を撃てたけど...。

想像しよう...昔読んでいたラノベでは想像すれば何とかなったはずだ。

...ふぅ......体内にある魔力をまずは感じる.........。

これか?これが魔力か?青いな...、そんなことよりも、その魔力を手に集中させて......撃つ!


ドゴォォォォォン


......え?ちょっまっ...やっちまった...ここが家だという事を忘れていた。

お父様とお母様に怒られるんだろうな...。


「うっ...魔力が切れた...。」


バタッ...


バンッ!

メイドかそう強く扉を開けた。


「流輝様!大丈夫ですか!大きな音が...何...これ...辺りがボロボロ...。

そんな事よりも、流輝様を回復術士の所に連れていかなくては!」









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