転生しちゃいました。
(ううん...外が騒がしいな...。)
そう思いいつもの様に重い体を起こそうとする。
(あれ?おかしいぞ、身体がビクリとも動かない...。
もしかして、金縛りにか?
ん?目は開けられるようだ...え?誰?)
目を開けると金髪碧眼の美人な女の人が自分の顔の前に居た。
その隣には黒髪黒目のイケメンな男の人が立っていた。
(え?え?ど、どういう状況だ?これは...。)
「貴方!元気な男の子が産まれたわ!
ほら、貴方にそっくり。」
「そうだな、少し早いがこの子の将来が楽しみだ。」
(何を言っているんだ?産まれた?俺が?えと、ええっと...。
落ち着け...兎に角だ、一旦頭の中を整理しよう。
まず、俺は昨日ベットで寝た。
そして、起きたら自分が赤ん坊になっていて目の前には親らしき人物がいる。
ふむふむ...これ、もしかして転生?)
「貴方、この子の名前はどうします?」
「そうだな、この子の名前か......よし、決めた。
お前の名前は"流輝"だ!桐樹流輝!それがお前の名前だ。」
「あら、いい名前ね。流輝ちゃん、ママですよー。」
(ハハハ...転生か...ふざけんなよ。
俺は、プリンツハートを攻略しなくちゃいけないんだよ!
まぁ、考えるのは後だ...眠い...。)
「あら、眠ちゃったようね。」
「そうだな...お休み我が子よ...。」