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Survivor  作者: 愚者
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第1章 1節 「The beginning」

どうも。お久しぶりの方はお久しぶりです。はじめましての方ははじめはして。Gusyaです。

まず初めに、不定期です。遅いです。自己満足でやっているようなものなのであまり面白くはない所があるかもしません。

ご了承ください。あ、後、語彙力と文章力が壊滅的です。2度目のご了承ください。

それと、「War of fool 愚者の戦い」が悲惨だったので(こちらも悲惨)こちらに本場を移しました。あっちはもう、、、ね?そのうち削除するかもです。許せorz

あ、前書き長いですよねごめんなさい。えぇ~、おかしな所がありましたら生暖かい目で見て頂けたら幸いです。では、どうぞ。(*´ω`*)

「・・・・・最近はチーターが多いな・・・人気なゲームだから仕方ないか。さてと、準備でもするか」

モニターに映る

「世界ランキング9位"Alone"Champion」

という文章を背に俺は洗面台に向かう。扉を開けた先のリビングはカーテンが閉められており真っ暗な状態に近く、周りを視認しにくいので記憶を頼りに歩く。洗面台がある部屋への扉を開き、歯ブラシ等を置いている棚の前へ行き、歯ブラシをとり歯磨き粉を使って歯磨きをする。

暗さに慣れてきた目を使い鏡を見た。

鏡には髪が目に少しかかり耳も大半が隠れて、寝癖がついてはねている黒い髪の毛を持った少年がいた。黒い目の下には少しだけクマがありよく見ると寝不足なのかと疑われそうな感じがある。


俺はひいらぎ 綾人あやと16歳 誕生日は1月24日 普通の高校1年生(もう2年になるが)だろう。帰宅部で学校ではあまり目立たない人種だと思う。得意なことは特にはないがゲームやアニメ、小説が好きだ。あ、フ○ム脳患者です。AC最高。

っとわからない人にはわからないネタはどうでもいい。

今は祖父が借りてくれたマンションの一室に住んでいる。感謝しかない。勿論、バイトはしている、が今はしていない。


歯磨きを終え髪を適当に整えた後、リビングのカーテンを開ける。3月終盤の朝の清々しい日差しが体にあたり心地がいい。朝食を取ろうと思いキッチンへ行く。本来はキッチンには調理器具が壁や棚にあり、整理整頓がしっかりとされているのだが、今日は違い、簡易的な物のみが置かれていた。部屋にはダンボール箱が多く、その中に諸々が入っている。先程PCゲームもしていたが、本体はすぐにでも収納できるように置いている。

冷蔵庫の中も今日の朝食と昼食の材料しか入っていない。冷蔵庫を開きあらかじめ作ろうと思っていたものを作る準備をする。一応一人暮らしをしているため、家事は一人でやっている。今日はだし巻き玉子にアスパラベーコン、ソーセージ、ちょっとしたサラダを作る。ついでに昼飯の分も作っておくべきだろう。

コップに卵を入れかき混ぜ、その中に、少量の醤油、塩コショウとだしを入れてかき混ぜ、フライパンに注ぎ卵焼きを作っていく。アスパラベーコンとソーセージも同時に作り進めていく。

最後にサラダは適当にレタスやらにんじんやらを小さく切ってその中に生ハムをちょっとだけ入れる。

あとは朝食用にお皿に盛り付けるのと昼食用にお弁当箱に詰めていく。主食は、、、小さめのおにぎりでいいか。



朝食を取りながらTwitterを見る。

・・・はぁ、なんだこれ。

Twitterに「ひったくりが通りすがった女子高生に背負い投げをされ、駆けつけた警官によって逮捕された」という動画付きニュースがある。場所は東京らしい。いやぁ、物騒だなぁ。

しかもコメント欄が酷い。「可愛いぃぃぁ"」とか「見え、、、ない」とか「特定班はよっ!」とか「・・・ふぅ」とかだ。

・・・なんなんだこれ。

まぁ、可愛いとは思うが、流石にこれはないだろう。彼女は背負い投げが上手かった。いや、もはや手本と言っていい。女子高生に難易度の高い技をできるのか。しかも余裕がまだまだあるように見える。相手だって体格は大きかった・・・ダメだな。余計な勘繰りはよそう。

まぁ、多分柔道が上手い人なのだろう。俺の学校にも柔道をやっている女子がいるのだから。



少し出発までに時間がある。ここで寝たら多分いつの間にか学校が終わっていることになるだろう。


・・・パソコンの電源つけたままだった。

そう思い自分の部屋に戻る。パソコンはまだ電源がついており、さっきの画面のままだった。電源を消そうとした時、一通のメールが来た。送信者名はunknown。

なんなんだ、これ。

無意識にメールを開いてしまった。


「かつて怪物、そして英雄と呼ばれた君の実力、見せてもらおう」


・・・メールする相手を間違えたのではないだろうか、とも考えたが可能性は低そうだ。

嫌な予感がする。

・・・結論、頭の片隅に置いておくことにした。


パソコンの電源を切り、コードやらディスプレイやら本体etcをダンボール箱にぶち込んだ後、制服を着る。今日の授業道具の入ったカバンを手に持つ。

現在3月30日、俺は札幌に住んでいるのだが祖父の事情で明日に東京に引っ越す事になっている。学校も勿論転校する事になっている。編入試験は筆記ともうひとつあるらしいが・・・まだ内容は知らされていない。筆記は既に終わっていて合格だった。編入試験とは言ったが、筆記試験さえ受かれば入れるらしい。

今日は転校するための最終手続き等をしに行く。最終といってももうほとんどないのだが。一応授業も受ける。

荷物を一応まとめておいて帰ってきた時、引越し業者さんにすぐ渡せるようにしておいた。

今日は外で外食をする事になるかコンビニ弁当だな。

今日と明日のスケジュールを考えながら玄関の扉を開けた。



登下校をしている道に野良猫が日向ぼっこをしているスポットがある。今日もまた、例外ではないようだ。

写真でも取っておくか、この道を通るのは今日が最後なのだから。

写真を撮っている時に気づいたがいつもは3匹いるのだが今日は2匹しかいなかった。どこかに行ったのだろうか?

そろそろ時間がギリギリになりそうだったのでここら辺にしておこう。

そう思いながら道に戻ると、道路上に3匹目の猫がいるのに気づいた。

そして、そこにトラックが近づいているのも。


あの運転手、座席が高い所にあるから気づいてないのか。

いや、そんなことどうでもいい。今はあの猫を助けるだけだ。

カバンを地面に投げ捨てて、脚に力を込めて走る。道路の向こうに見慣れたクラスメイトの顔が見えたが気にしている暇がない。

感覚が鋭くなり、周りの景色がスローモーションのように遅くなる。

慣れ親しんだ感覚を使いながら思考する。

当然、車はいきなり止まれない。荷物を積んでいるトラックなら尚更だ。たとえ15m近く間があるとしても危険である事には違いがない。それに急ブレーキをして荷物が壊れたりなんかしたら面倒なことになる。早く助けた方が良いだろう。

トラックの運転手が道路に向かって走っている俺を見て驚いているのを確認する。

・・・これなら間に合う。

トラックと猫の距離が数mとなった時に猫を確保することが出来た。猫を抱えながらそのまま慣性にしたがいながら走り抜ける。

後ろで何かが過ぎ去った音が聞こえたが気にせず歩道に戻る。


・・・危うく轢かれるところだった。そんな意味を込めて頭を撫でる。

「ニャー」

よし、日向ぼっこスポットに連れて行ってやろう。

猫を連れていこうとした時に後ろから声をかけられた。

「っ、柊君!」

この声は、、、クラスメイトの、、、そう思い振り返ると予想通り、クラスメイトの夜戸よると 沙希さきさんがそこにいた。綺麗で長い黒髪を揺らしながら近づいてきた。

とても心配そうに駆け寄ってきている。

そんな顔をするのは初めて見たな。

「大丈夫?どこか怪我してない?」

怪我をする要素はなかったため問題は特にない。

「大丈夫だよ、夜戸さん」

そう言うと夜戸さんは落ち着きを取り戻しながら安心したような顔をした。

「良かったわ。怪我がないようで、、、そっちの猫も大丈夫そうね」

「あぁ、見てたんだ」

夜戸さんは罰が悪そうに言う。

「えぇ、見ていたわ。ただ、段差で猫が見えなくて、何故柊君が凄い速度で道路に向かって走っていたかはわからなかったけれど、猫を助けるためだったのね」

「夜戸さんがそんな顔する必要は無いよ」

少しだけ、驚いたような表情を夜戸さんはした。

・・・走っているところも見られたのか、、、早く運んでやろう。

信号を渡り、先に猫たちの元へ行く。

日向ぼっこスポットに猫をそっと置く。カバンを拾いに行こうと思った時、夜戸さんがそれに気づいていたのかカバンを持ってきてくれていた。

「ありがとう」

と一言言うと夜戸さんは嬉しそうな顔をした。

「どういたしまして」



学校に向かっている途中に、夜戸さんに質問をされた。

「柊君って、なにか部活に入っていたの?凄く速かったのだけれど」

なんとなく聞かれそうだと思っていた。

「俺は今まで部活なんて入った事ないよ、それに、そこまで速くはなかったと思うよ?」

「いえ、かなり速かったわ。幅が20mくらいの道路を2秒、下手をすればそれよりも速く走り抜けていたもの。」

「まぁ、火事場の馬鹿力ってやつかもね」

少し不満げな表情をしている。

「それだけでは片付けられないわ、、、まぁ、でも、それよりもトラックがあんなに近くてそれにスピードも出ていたのによく踏み出せたわね。柊君は度胸がすごいわ」

あの程度のことなら度胸がない人でもすると思うが、、、

「あれくらいなら、誰だって助けてあげると思うよ」

「謙虚ね、あなたは、、、」

謙遜ではなく事実だと思ったのだが、、、



普通に会話をしていると学校に到着していた。

玄関で上履きを履き自分の教室へ向かう。途中で通り過ぎた人に

「おはよ~」

と言われたので

「うん。おはよう」

と返したりしながら教室へ行った。いつも通りの景色だな。

そう思いながら教室の扉を開き、夜戸さんに「それじゃ」と言い自分の席に座る。俺は大体朝のHRが始まるまで小説を読んでいたりする。そしていつも通り、本に手を伸ばした。



いつの間にかチャイムが鳴っており朝のHRが始まっていた。担任の教師は今日の重要事項などを話したりしていた。

最後に担任と目が合った。・・・話していい?と聞いているんだろう。俺は代わりに苦笑いで答えておく。どちらでもいいですよ、と。

先生はその答えにあまり納得は出来ていないような顔を一瞬だけした。

「前にも話したけど、柊君は今日がこの学校に来る最後の日だから、みんな仲良くしてあげてね。それじゃぁ、HR終わるね~」


そしていつも通りの時間が流れていく。俺が求めた日常が。


帰りのHRが終わり、放課後になった。昼休みの間や先程知り合いから「東京の方でも頑張ってね」とか「転校した先でも元気でな〜」と言われた。

エールを送られて嬉しいか?と聞かれたら素直に嬉しいと答える。だが、転校することに対しては悲しいといった感情は特になかった。

そんな事を考えながら職員室へ向かった。最後に担任の酒谷先生が話したいらしい。

職員室の扉を開き「失礼します」と言いながら担任の先生の机に行く。

酒谷先生は直ぐにこちらに気づきこっちに来て、と手でくいっと自分を指した。







はい。もう一度言う。不定期です。

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