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第五話:暴行事件編  (前編:始まりは朝のニュースから)

暴行事件編突入です!少し疲れた中での執筆だったので、所々グダグダな所もあるかもしれませんが、ご了承下さい。次回はちゃんとまともなのを書きます!次回は少し長めに書こうと思います。

生死の淵から舞い戻ってきた俺は、学校に行く時間までの間、テレビを見て暇を潰すことにした。

(はぁ、それにしても、さっき赤くなった奈々の顔、ちょっと可愛かったかも)

「……。次のニュースです。茜坂町で、またもや暴行事件の犠牲者が出ました。犯人は、15〜25歳の若い女性ばがりを狙っており、今回で犠牲者は5人となりました。犯人は鈍器のような物で犯行に及んでいます。お気をつけ下さい。犯人の特徴は……」

「ふ〜ん。茜坂町でねぇ……?あれ?茜坂町って、隣町じゃね!?おい奈々!茜坂町って隣町だよな!?」

「そうだけど、どうかしたの?」

「このニュース見ろよ」

「ああ、この暴行事件ね?まあ、あたし達は大丈夫じゃない?事件は隣町でだし」

「人事じゃないぜ?犯人がいつこっち来るか分かんないし。お前だって一応若い女性なんだからさ」

「一応って何よ一応って!まあ、いいわ。心配してくれてありがとう。気をつけるわよ」

「ま、いざとなったら一緒に下校してボディガードになって、お前を守ってやるから大丈夫だよ」

「……。ありがと……」

「……うん」

なんか、お前を守ってやるなんていう台詞を言った俺は恥ずかしくなり、それを隠すかのように、学校に行く用意をした。

学校に着き、いつものように机に突っ伏して寝ていると、ホームルームが始まった。何かを決めているようだが、意識が薄い俺には、何を言っているのかさっぱり分からない。

「……。はい、というわけで、文化祭実行委員は、佐沢さんと矢賀くんに決定しました」

パチパチパチ。拍手が起こる。

「……んー?あー。なんでみんなぁ拍手してるんですかぁ〜?」

俺は寝起きの腑抜けた声で言った。すると俺の後ろの男子がニヤニヤしながら言った。

「お前、文化祭実行委員に選ばれたんだぜ?ククク……。よかったなぁ?ま、佐沢さんと一緒っつーのが気にくわないけど」

「はい〜!!?」

「おうどうした?大声出して。何か言いたい事でもあるのか?」

「い、いえ。何でもありません」

俺はそう言いながら、椅子に崩れ落ちた。はぁ、よりによって文化祭実行委員かよ……。

そう、文化祭実行委員とは、その名の通り文化祭の実行を指揮する委員なのだが、学校の全ての委員会の中で1番仕事の量が多く、毎日残される羽目になる。また、文化祭当日もあまり遊べないため、みんなに敬遠されるのだ。

「はぁ、クソ面倒くせぇ」

「よろしくね!矢賀くん」佐沢が、その天使のような笑顔で言った。ま、佐沢と一緒だし、いっか!!

次回更新は、明日の夜になりそうです。

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