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狂人課の日常  作者: まくけ
第1章 ドウジマ
14/24

残雪

「死ぬなよ、死んだらつまんないし」

ああ、またか。また悪夢

「ねぇ、飛鳥ちゃんどうなったと思う?」

生きてた。生きてたよ。そう!守らなきゃ

「残念だったね、死んでるよ。彼女」

あっ?えっ?嘘?冗談?うそ?ウソソ?ウソ嘘うそそそそ?

「アハハ、嘘じゃないよ。本当だよ。

あ、壊れないでね。僕、つまらないのは嫌いなんだよ」

まも?マモラナキャ守らなきゃまもる

僕まもるあすかさんだいじなもの

「黙れよ、自分のせいだろ?なぁ?お前が弱いから殺されるんだろ、世界が力なんだよ、力がなきゃ守れない」

殺す。殺さなきゃ。ふくしゅうしなきゃ。とりかえさなきゃ。かたきうち

「仇うち?お前がやっても死ぬだけ。お前は、弱い。奪われる。だから立ち向かうだけ無駄。」

ちから、ちから分けて。ねぇ君が強いんだろ。おい!よこせ!ちから!

「いいよ、分けてあげる、けど君が死んだら君をちょうだい」

いいよ、はやく、よこせ、いいから

「じゃあ、目を開けて、ゆっくり」

"残雪"

まるで残雪のようだった

「これで君は奪う側、殺す側だよ」

ニヤリと笑うのが見えたような気がする



√d



頭と体が軽くなったような気がする

目の前は血の海

生首がそこらに転がっている

全部知ってる顔

嗚呼、何も守れなかったんだな

もういいよ、どうなっても、もう知らない。

自分の口角がつり上がった

笑い声が聞こえる。自分の

狂気的な、情熱的な、泣き叫ぶような。

飛鳥さんを、殺した狂人がニヤニヤしながら、突っ込んでくる

止まったように見えるその愚行に奇声をあげたくなる

軽く身をかわして、よける

落ちていた 刀を拾い狂人の背中に刺す。

血が舞う。花のように。

狂人がよろけて倒れる。狂人の頭をめがけて、刀を投げる。

もう、笑い声以外聞こえない。

僕は、狂人の背中に乗る

そして、頭から刀を引き抜く。

刀を狂人の背に刺す

一回、二回、三回、四回

綺麗になって、出来上がり



これで、この章は最終回です!

更新ペースが遅くなってたのは、下書きやら確認やらやってたからですw(言い訳)

次章の更新は、いつになるかわかりませんが、これからもよろしくお願いします!!!

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