日常の1ページ『じゅうに』
「なぁマエダ」
「黙れササキ」
「…」
「…」
「なぁマe「黙れ」
「…」
「…」
「マエ「うるさい」
「…」
「…」
「マエダァ!!」
「…んだよ」
「まだ怒ってんのか?クリスマスのこと」
「…あぁ?」
「はい、すいませんごめんなさい」
「…」
「…」
「…」
「…」
「ヨッス、マエダくん!」
「ちょ、タナカ…今は」
「やあ、タナカさん」
「アァ〜マエダくぅ〜ん!」
「あはは、タナカさん近い。息が掛かってるから離れて」
「おいマエダ!」
「あ?」
「ぅ…な、何でタナカはいいんだよ!?」
「…あの日、何があったか教えてやるよササキ」
クリスマスの朝2時。家の前で騒ぎ立てたササキとタナカさんは、帰り道が分からないからとマエダの家に止まっていった。
そこから約4時間後。起床したタナカさんはマエダに謝り、ご近所さんに謝りに行こうとした。さすがに6時は早すぎると止められたタナカさんは、マエダの家の掃除を掃除し始めたのだ。おかげでマエダの家は、大掃除がいらないほど綺麗になった。
そして、10時頃に近所に謝りに行ったのだ。幸い、近所の人はあまり気にしていなかったようで――事は小さくすんだ。
その後、11時に目を覚ましたササキは『わるかったなマエダ。じゃあ!』と軽く謝り帰って行ったのだ。
「タナカさんありがとう」
「えへへ〜」
「マエダ、これを見てくれ!」
「ん?なんだ、この餅やらみかんやらは」
「あの日の帰り、お前ん家のご近所さんに貰ったんだ」
「どういう事だ?」
「俺はあの日。お前ん家を出た後、ちゃんと謝って回ったんだよ。そん時に、近所の人にこれを貰った」
「…ササキ」
「貰い物を渡すのが失礼なのは分かってる。けど――これは全部、お詫びの品としてお前にやる!」
「…」
「すみませんでしたぁぁ!!!」
「…」
「…」
「…」
「…」
「お、お前そういうところ……嫌いじゃない、ぞ」
「…じゃあ」
「許すよ」
「ワーヨカッタネササキー」
「おいタナカ、何故棒読み?」
(無視)
「二人とも仲直りしたみたいだし――年明けは三人でどうだ?」
「あぁ、いいよ」
「いいね〜!」
「場所はどうしようか?」
「やっぱ、マエダん家だろ」
「まったくササキは…どうせ騒いで近所迷惑になるだろうから来るな」
「「えぇー」」
「今もここ俺ん家だから!!」
〜終わり〜




