仔猫の咆哮(ほうこう)
にゃーーーーーーーーーーーん!!!))))
公園の片隅にある白い幌の上で思いっきり啼く!!
うちは猫、しかも仔猫。
小動物の中でも、群を抜いて、か弱い存在。
しかし、うちは啼く!!
この青空と大地の狭間で自らの生まれた意義を叫ぶ。
人間だって、空を飛ぶ鳥だって、池を泳ぐ魚だって
みんな神様から命を頂いた仲間。
誰が偉いとか、上だとか下だとかくだらない。
みんな、みんな、この世に大切なオンリーワン。
薔薇や百合と野菊を比べるのはおかしい。
各々の個性こそが、とっても尊い。
だから、うちは小さな仔猫だからと言って臆することなどしない!
にゃーーーーーーーーーーん))))))
ここで、うちは息をし走り回り叫んでいる。
うちの世界は、この限られた公園の広場。
でも、ここは世界のどこよりも、うちにとって素晴らしい場所。
落ち着くし、仲間だってたくさんいる。
幸せは、どこか遠い地の果てにあるのではなく
そう!!
ここ!!
ニャーーーーーーーーーーン,))))))
うちが喜びの叫ぶを上げる、この場所にある。
君にも知って欲しい。
幸せに、なれないのではなく
君がならないのだということを。
君さえ、その心の扉を開いたら
ほら
幸せは笑顔で満面で君の側にたつているよ~♪