グループ
作者泣かせな展開になってしまった。
またしても作者泣かせの、大行列に出会った! 何でも一列で、行動する習慣がある、集団なんだと言う。彼等とも息が合い、行動を共にする事になった。一行は斥候から、一列で後方のグループと繋がり、亀のような、大集団となった! 数はもう知らん! しかし、リーダーはアルフレッドに変わりなかった。
「サヘル、五十人近くの食費大丈夫か?」
「合流したグループからも、ガルは徴収したけど、とても足りないね」
「【ゴルチェ】(二十)、次の町まで、どれくらいだ?」
ゴルチェとは、一列のグループのリーダーで、地図を持っている。
「でかい要塞がある。しかし、ガルを稼ぐ事は、きついと思われる」
「要塞……あ! アレか?ほら小高い丘の!」
「多分そうだろう」
「アルフレッド、寄るのか?」
キディが聞いてきた。
「変に避けると……、いや、もうこの人数だ。怪しまれていると思う。だから、ちゃんと説明も兼ねて、食料か宿変わりになってくれるさ」
「ガハハ!心配いらねぇ!戦争は終わったんだ!」
「最悪なのは人がいない時だ」
とりあえず、街道から少し反れた、要塞に寄る事になった。
要塞へ行ってみると、またしても年頃の男が沢山いて、流石にこれ以上増やすのは、食費、宿費の負担が、半端ないので、パンを一人一つもらえ、一晩寝かして貰えたら、出ていく事にした。しかし、出るタイミングが結局一緒で、合計千人もの集団となった! 今までの五十人のリーダーはアルフレッドだが、新しく加わったというより吸収された千の集団のリーダーは【アーサー】(十九)になっていた。
「もう斥候の意味ないな。ペンションの皆と、合流しよう」
結局、大勢になって、作者は誰が誰だか、わからなくなったので、整理しよう。
リーダーのアルフレッド、キッド(チェルシー)、パドル、キディ、サヘル、ナンバー、ベガス、ゴルチェ……。主要メンバーはこんなもんか?
話に戻ると、なんと魔王城に着いた!
総勢一万人はいるだろうか?男どもの汗臭い臭気が立ち込める。
すると、魔王がでてきたらしく、魔法で声が聞こえる。
「よくぞ、わらわの願い、聞き入れてくれた! まずは、その事に感謝する!」
ピー、ピー、指笛を鳴らす者が、全体の二割、歓声をあげる者が六割と、いったところ。
「まぁ、聞くがよい。わらわの婿の選定方法を明かそう!」
読んでくれてありがとうございます!また暇潰しにどうぞよろしく。