クエスト97 王族の血と肉と魂の契約
ハクロ王都の宝石箱と呼ばれる豪華絢爛な後宮に、久しぶりに主が姿を見せた。
高齢の王と次期王位継承者に当たる王子たちを、側室三十二名の姫とそれに仕える数百名の女官が一斉に出迎える。
色宝玉から放たれた煌々と灯る明かりは、まるでとレーザービームのライトアップイルミネーション。
本来の姿を取り戻した後宮の華やかさは、西の歓楽街も鳳凰小都も比較にならない。
まさに暗闇に浮かび上がった不夜城と化し、ハクロ王都を取り囲む深い森からもその位置が確認できるほどだ。
「巨人王族はとてもお盛んらしいから、また王子さまが増えるんじゃねえか?」
王都に帰還した近衛兵が大挙して押し掛けた賑やかな食堂の窓からも、華やかな後宮の明かりが見える。
王都の中でも海鮮料理が評判の店で、遙か北の大地で野営料理がほとんどだった兵士たちは、久々に洗練された都会の味を堪能している。
「そういやぁ、娘たちが白馬の王子様がいらしたと騒いでいたぞ。あれは王子の中でもただ一人、エルフの血を引く紫苑王子だ」
「俺はあの方は苦手だな。あまりにもお綺麗すぎて、人ではない、なんだか魔物を見ているような感じがするんだ」
帰還兵士の間で上る話題も、次に自分たちが仕える巨人王が誰になるかという事。
次期王は第十二位王子青磁で既に決まりと思っていたら、予想外の人物が名乗りを上げたのだ。
「これは王宮警備をしていたヤツから聞いた話なんだが、女神降臨に立ち会った末席の王子 竜胆様が姿を消したそうだ。
その空いた席に、アノ強欲宰相が座って「次期王は自分だ」とほざいたんだと」
長く厳しい巨人王巡行の間、宰相ソテツは御車から殆ど外にでることなく、地方エリアの権力者から接待づくしを受け貢ぎ物をたかり、時には巨人王からとがめられている姿を近衛兵に晒していた。
「まさか、あのひ弱で金に汚くて着飾ってばかりいる宰相ソテツが次期巨人王だと!?」
まるで怒声のように男達の声が大きくなった。
今まで浮かれ気分で飲んでいた者も、一瞬で酔いが醒めた様子だ。
そこへ、一人の男が大股で近づくとテーブルを叩く。
「おい、お前達。いったい誰がそんなフザケた話をしているんだ」
「こ、これは隊長、失礼しました。
話を聞いたのは俺じゃありません。ほら、窓際の席にいる七葉から聞いたのです」
隊長と呼ばれた黒髪の巨人は、近衛団先発隊として王を護衛する精鋭部隊の長。
指さした先にいるのは七葉と呼ばれる兵士で、半年前にグリフォン騎手として巨人王近衛に加わった白髪の男だ。
深夜を廻る時刻だが、夜を徹してお祭り騒ぎが続き、親に連れられた子供の姿もちらほら見かける。
七葉は窓際の席で、とても小柄な娘との食事を楽しんでいる様子で、その後ろには二人の女官が控えていた。
六人掛けのテーブルに向かい合わせで親子が座り、女官は立っているので他の席は空いたままだ。
黒髪の隊長は急ぎ足で窓際のテーブル前まで来ると、白髪の男の肩を叩いた。
「七葉、食事中にすまない。
ちょっと妙な話を聞いたので、お前に真偽を確かめようと思ってな」
「これは隊長殿、どういった御用でしょう」
椅子から腰を浮かせる七葉にそのまま座るように伝え、自分も空いた席に腰掛けた。
テーブルの向かいには、白い綿毛のような柔らかな髪に青い目の美しい少女が、一心不乱に赤み魚の壺焼きを食べていた。
隊長は、今兵士達が噂していた話を訪ねると、白髪の男はあっさりとうなずく。
「それは本当のことです。俺は王宮の謁見室を警備していました。
廊下から大きな物音がして駆けつけると、王族方が話し合われている応接室の扉が壊されて中の様子が見えたんです。
宰相ソテツは次期巨人王候補の空いた席に堂々と座り、デカい声で怒鳴って話は丸聞こえですよ」
「まさか、それが本当だとしたら……悪夢だ。
我々も一月後の巨人王選定までに、誰が巨人王に相応しいのか見極めなくてはならないのか」
酷く動揺した隊長の前に、七葉は無言で杯を置き酒を注いだ。
隊長は杯に手を伸ばしふと顔を上げると、テーブルの向かいに立つ水色の髪の美しい女官がどこか艶めいた視線で自分を見ているのに気づく。
「ああ、隊長に紹介します。
これは私の娘のYUU。亡くなった妻方のエルフの血が混じる娘で、髪と目の色だけが父親の私に似ています。
後ろの二人は、水色の髪の女官が娘の世話役、隣は遊び相手の女官です」
娘をひとり王都に置くのを不憫に思った巨人王が、彼女たちを遣わしたという。
軽く頭を下げ微笑んだ水色の髪の女官は、確かに町中ではめったにお目にかかれないような美女で、洗練された身のこなしと妖艶さを持ち、これは主の夜の世話まで任されていそうだ。
長い巡行の間、自らを律してきた隊長は、不意にわき上がる妄想を振り払おうと杯をあおった。
それは香りの良い美酒だった。
空いた杯に水色の髪の女官が酒を注ぎながら、柔らかく豊満な胸を椅子に座る隊長の肩に押しつけ流し目を送る。
小さな少女が壺焼きを食べ終わるのを見計らい、テーブルにはデザートの美しい砂糖菓子が運ばれてきた。
七葉の娘は手を叩いて喜び、後ろに控える黒髪の女官少女に一緒に食べるようにせがんでいる。
一家団欒の所を、これ以上邪魔してはまずい。
席を立った隊長は、しかし酒が回ってきたのか足下がフラツいていた。
「きゃっ、隊長様、大丈夫ですか?
酷くお疲れのご様子ですね、どこかで少し休まれた方が宜しいですわ」
「それは大変だ、水浅葱、隊長をしっかり介抱するんだぞ」
かなり芝居がかった会話も酔った男には判らず、水色の髪の女官に付き添われて席を立ち、自然に細い腰に手を回すと店の外に消えていった。
全く表情を変えず見送った二人とは対照的に、女官姿のハルは頬を染め椅子の上で固まっていた。
***
「儂は王子たちの争いには口出ししない。
だが既に権力を持つ宰相が、王の側近である近衛兵を取り込みにくれば、それは断固として阻まなければならない。
巨人は力こそ全て、人間のように金や策略で王を選べば、瞬く間に霊峰神殿に巣くう化け物に食われてしまうだろう」
「我が王よ、心配には及びません。
読心術を持っている水浅葱が近衛兵隊長に近づけ、軍の動向を探らせます。
これまで鉄紺王の強い統率力でまとめていた王軍です。次期巨人王を騙る宰相に手出しはさせません」
人の良さそうな父親と愛らしい娘は、終焉世界の覇者 巨人王鉄紺と、その第四位側室である 王の影YUYU。
食堂の客は黒髪の隊長だけで、他は全員王の影配下の者だった。
一瞬にして店内すべての客は姿を消し、店の入り口を巨人王警護の者が目を光らせている。
そして巨人族最強の王と最強魔力を持つハイエルフが守護しているのは、デザートを目の前にして固まっている温和な雰囲気の女官少女なのだ。
「さあハルくん、どうぞ召し上がれ。これは私が我が儘言って取り寄せた、遥か北の地から海路で繋がる異国のお菓子です。
噂だけは聞いていて、一度食べたいと夢にまで見た黄金色の林檎を使った妖精の花と呼ばれるケーキ。
全方位転送魔法陣のおかげで、やっと手に入れることが出来ました」
「もしかして、YUYUさんはこのケーキを食べるために全方位転送魔法陣を……まさかね」
YUYUさんの食べ物に対するこだわりは凄いモノがあるよね。
満面の笑みを浮かべうっとりとデザートを眺めるYUYUさんは、ツンデレキャラから大喰らいキャラに変更ですか?
「ふうっ、黄金の花びらのように重なった焼き林檎が美しい、ナイフを入れるのももったいないケーキです。
ハルくん、あーんして下さい、あーん」
ケーキの一切れをフォークに刺して、ハルの目の前に持ってくる。
YUYUさんのおかげで珍しい異国のお菓子が食べられるのは嬉しいけど、旦那さんがいるのに僕に構うのは、ちょっとマズいんじゃないかな。
「うわぁYUYUさん、さすがにそれは王様の前で失礼じゃないですかっ」
「わはははっ、かまわん、かまわんぞ。
王の影は側室と言うより儂の片腕、そして娘のような存在だ。
儂は二十六人の王子をこしらえたが、本当はどうしても可愛い娘が欲しかったのだ。しかし女子はひとりも産まれなかった」
「我が主は勇ましい見かけによらず可愛いモノ好きで、私の館のレースで埋め尽くされた乙女チックな部屋は、鉄紺王のご趣味なのです」
YUYUさんはいつもガウンを身にまとっているけど、中から着ているドレスは巨人王様の趣味でヒラヒラレースなのか。
でも二人のやり取りを見ていると、親子というより、我侭な奥様と貫録の旦那様の熟年夫婦だ。
「えっと、それではお言葉に甘えていただきます。
ぱくっ、これは、林檎の花びらを飴で固めているのかと思ったら、金粉で彩ってる。
林檎本来の香りも残っていて、ほのかに甘酸っぱくてサクサクとして美味しいな」
「はむはむっ、この黄金色の林檎は、煮込まれても変色せずに綺麗な色を保ってます。
下のパイ生地から甘く煮込まれた果肉がとろりと溢れ出して、はうっ、なんて深みのある甘味でしょう。
後宮の砂糖をブチ込んで見映えにこだわったスィーツとは、雲泥の差がありますね」
ハルがケーキを一切れを食べている間に、YUYUは残り1ホールを食べつくしてしまいそうな勢いだ。
目の前で娘達?が幸せそうにお菓子をほお張っている姿を、白髪の巨人王は面白そうに眺めていた。
テーブルの上に置かれた料理皿と、先程隊長が口にした媚薬入りの酒瓶が片付けられ、数種類の飲み物が運ばれてきた。
鉄紺王が利き酒をしようと言い出し、巡行中貢物として収められた地方の銘酒が並べられた。
ハルは酒を舐めるように味見するだけだが、鉄紺王とYUYUは何度も乾杯を繰り返し、利き酒から飲み比べ状態になっていた。
酒の勢いからか、YUYUは二十年前にゲームから終焉世界に取り込まれてからの経緯を話し出した。
「ハルくん、聞いてくらさいっ。
霊峰神殿と巨人族との激しい戦の時代、私はこの世界に投げ込まれたのです。
私の力を欲した霊峰神殿の前法王に追われ、ひっく、戦場を逃げ回っていた最中、死にかけた鉄紺王をうっかり蘇生した事で『王族の血と肉と魂の契約』を交わしてしまったのですの」
えっとYUYUさん、今「うっかり」蘇生したって言った?
それに、また『契約』の話が出てきた。
「あのう、前に一度竜胆さんから聞いたことがあるけど、『王族の契約』って何ですか?」
「それはれすね、『王族の血と肉と魂の契約』は、終焉世界の覇者一族のみ行える主従契約。
特に『魂の契約』は、死者の蘇生が必然なため、最も困難な契約と言われています。
契約を執り行おうとして蘇生できずに、命を落とした忠君も数多くいました」
一度話を止めると、YUYUは何かを考え込みしきりに首をかしげる。
「『血と肉の契約』は、文字通りの契約方法です。
ああ、思い出しました!!
当時私は何も知らなかったのに、コノ男はいきなり噛みちぎったのですよ」
酔ったYUYUはプンプン怒り出して、自分の耳を覆う形の耳飾りを取ってハルに見せた。
白く染めた柔らかな髪に覆われ、酔いで少し赤みがかった長いエルフ耳の先端が欠けている。
そんなYUYUを見て、鉄紺王は苦笑いを浮かべながら杯の酒を飲み干した。
「儂はどこを食われたかな、そんな小さな傷のことなんか忘れてしまったぞ。
しかし、過去にハイエルフと『王族の血と肉と魂の契約』をした前例はなかったから、まさか自分が不老不死になるとは思わなかったな」
「不死ではありません、老いが遅いだけです。
これまで巨人族は、短命の王が次々と入れ替わり争いが絶えませんでした。
それを暴力王鉄紺は圧倒的な力でねじ伏せ、長期の治世で巨人族を終焉世界の覇者へと導いたのです」
ゲーム初心者で、終焉世界の予備知識が無いハルは、YUYUと巨人王の話に驚くばかりだ。
念話を繋いだままにしているので、ティダやSENも自分を通してコノ話を聞いているはずだ。
話の内容に目を白黒させるハルに、鉄紺王は笑いかけた。
「まぁ、一月後に誰が王に選ばれようと儂は構わない、基本放置だ。
ハル殿、いや、ミゾノゾミ女神はこの状況で、末席の王子竜胆をどのように王位に就かせるのか拝見しよう」
何故ハクロ王都に女神が降臨したのか。
それはやはり、次期巨人王を女神が選定するからだと人々は思っている。
「僕が巨人族の王様を選ぶなんて、とんでもない、本当に力の無い最弱神科学種なんですよ。
これまで女神の奇蹟と呼ばれたものは、仲間と必死に戦い足掻いている最中に起った偶然です」
相変わらず穏やかな口調のハルだが、その言葉の真意を鉄紺王は正確に読み取る。
「なるほど、世辞や甘言では惑わされない。
必死に戦い足掻いた者に、女神は微笑むのだな」
***
「一月後に次期巨人王選定だが、お前の席はハーフエルフの紫苑に奪われてしまったぞ。これからどうするつもりだ」
一夜明けて、早朝深い森の安全地帯からロクジョウギルドに戻ってきた竜胆を、長い銀髪のエルフが待ち構えていた。
これまで竜胆が連れていた女たちとは明らかに違う、舞い降りた天女の様な美しいエルフの姿に皆が騒ぎ出す。
竜胆が後宮を逃げ出してひと月ぶりに再会したティダは、白い肌に目の下のクマがくっきりと浮かび上がり、見るからに疲労困ぱいで寝不足の様子だ。
ティダはボロ別荘の竜胆の部屋で、三人掛けソファーにドッカリと腰かけて眠気覚ましの煙草をふかしはじめた。
「ティダ、あんたが転送魔法陣を修復してくれたんだろ。親父が無事帰って来れてよかったよ。
なんだ、次期巨人王選定、そんな話すっかり忘れていた。
ココに来るまでは色々期待もしてたんだが、飯は不味いし王都に何の魅力の感じない。それより、レアモンスターの跋扈する深い森のほうが俺には魅力的だ」
ギルドのボロ別荘の中庭には、深い森での戦利品が積まれた荷車が数十台停められていた。
深い森の中に安全地帯を確保した竜胆たちは、新しい狩場を見つけ、これまで以上の成果を上げている。
元々巨人族は深い森で暮らしていたのだ。巨人の気質を色濃く残すこの男は、モンスターとの戦いに血が駆り立てられるのだろう。
そして王子という身分にこだわらない、気の合う仲間を得た竜胆はとても生き生きとしていた。
「だが、このままでは第十二位青磁王子は追い落とされ、宰相ソテツが巨人王の座に付き紫苑と手を組むのは目に見えている。
巨人王は、例えどんな結果になろうとも、一切手出しはしないと言っている。
そして竜胆、お前はいつまで狩人の首領ゴッコをするつもりだ?」
竜胆は、この程度の集団のボスで収まるような器ではないはずだ。
それにあの紫苑は、天界からの使者の様にペガサスに跨り王宮に乗り込んできた。
女神降臨に立ち会い不死の魔獣を倒したと人気のある竜胆を意識した演出。
紫苑は次期巨人王最有力候補の青磁王子よりも、竜胆に敵対心を燃やしている。
「紫苑、誰だったかな?
それよりも俺は、青磁兄王子が次期巨人王になる手助けをしたい。
ああ、退位する親父と弐王にも、何か喜びそうなものを贈りたいな」
竜胆は次期巨人王選定や紫苑の事を全く気にせず、帰還した巨人王の話ばかりする。
それどころか王都自体に関わりたくないようにも見えた。
「ではお前は、巨人王が治める終焉世界最大の黄金の都、ハクロ王都には興味が無いのだな」
当の本人が王位に貪欲でなければ、周りがいくらお膳立てしても意味の無い事だ。
ティダは短くなった煙草を捻り消し、ソファーから立ち上がると苛立った足取りで部屋を出て行こうとした。
しかし、扉の前で竜胆が立ちふさがり行く手を阻むと、ティダを見下ろす黒い瞳には、獰猛な色と不思議な好奇の輝きが見えた。
「なぁティダ、俺は自分の馬が欲しい。
深い森の中も自由に行き来できて、でかい荷物も軽々運べるようなヤツが欲しい。
山脈を越え海を渡れる、荒れ野を瞬く間に駆け、イザとなれば魔獣とも戦える脚が欲しい。
俺は深い森の最奥に住むグリフォンを狩って、俺の騎獣にする」
今、コイツは何と言った?
鋭く曲がった嘴と強大な翼を持つ鷲の上半身、獣の王である強靭な獅子の下半身を持つ、深い森のはるか上空を我が物顔で飛び回る、終焉世界の中でも最高位の魔獣グリフォン。
グリフォンを象った紋章は、巨人王しか身に着けることのできない【王の証】でもあった。
そのグリフォンを竜胆は、まるで犬や猫でも捕まえて飼うと言うような口ぶりだ。
「グリフォンを捕らえ、巨人王に贈るのか?」
ティダの返事に、一瞬子供の様な無邪気な顔になった竜胆は、指を折って数える。
「俺の乗るグリフォンと、巨人王に弐王、それに青磁兄王子にも一頭ずつ贈ろう。
ケイジュの借金返済用にとウツギのロバの代わりに一頭、全部でグリフォン六頭だ」
バカだコイツ、ウツギのロバ代わりにグリフォンだと!!
グリフォンを一頭捕らえるよりもファイヤードラゴン百匹捕らえる方が楽だと言われ、桁違いの獰猛さと人語を理解する頭脳を持つ最高位の魔獣だ。
否、深い森でレアモンスターを狩っている竜胆自身が、グリフォンの強さを一番知っているはず。
それでも、コイツは本気でグリフォンに挑もうとしている。
魔獣の王を狩り、自らこそが終焉世界の王であると世に示すのか。
ティダは袖口から新たな煙草を取り出すと、ゆっくりした動作で一服しながら竜胆を仰ぎ見た。
「では竜胆、それにお姉さまのグリフォンとハルちゃんとSENの分を加えろ。
ああ、ギルド長のキキョウは元グリフォンの騎手だったから、その分も忘れるな」
※異国のお菓子は、みきまろさんの「ニーヴに捧げる恋の唄(n7977bg)」からお取り寄せしました。
美味しそうなお菓子とスィーツ番長(騎士)と可憐な乙女の恋愛ファンタジーです。是非お勧め!!