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俺は妄想の中では最強  作者: 西坂楓


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4/5

アナザーワールド

早見は自室で目覚めた、時刻は翌日の午前7時23分になっていた。

なんの変哲もない自分の部屋。

早見はガッカリした。


(俺はただ寝ていただけなのか、?取り敢えず様子を見てから判断しよう。)


早見は立ち上がり自室のドアを開けた。

階段を降り、一回のリビングに向かう。すると何やら騒がしい音がした。

様子を見てみると母親がバタバタしながら荷物の準備をしていた。


何やらいつもと違った様子なので、早見は話しかけてみた。



「何してるの、ママ。今日は土曜日だよ」


「何って、国立能力者協会に行くんでしょ!この前部屋中糸まみれにしたの覚えてないの!本当にあの時は大変だったんだからね」


早見は驚いた。

(取り敢えず俺は新たな世界に入れたらしい。ただ、この世界がリアルとどう違うのか調べる必要があるな。それと俺は糸系の能力者のなのか?あんまりパッとしない能力だな。)


瞬は取り敢えず、その国立能力者協会に行くことにした。


早見は母親と外出の準備をし、外に出た。


外には黒くて細長い車が止まっていた。

車に乗っていた男は早見達に気付くと、笑顔で車を降りてきた。

男は身長が高く肩幅が大きかった。

スキンヘッドで四角いメガネを掛けていた。


彼は軽くお辞儀をしてから、


「こんにちは、私は有馬といいます。こちらのお子さんが能力者の可能性があるお方ですね?」


と、有馬は早見のお母さんに向かって聞く。


「はい、そうですー。この子ったら自分の部屋を糸まみれにして、本当大変だったんですー。」


「そうですか、まあまあまずはこちらにお乗りください。」


有馬は車のドアを開けて車に入れと促した。


早見は軽く自己紹介してから車に乗った。


二人が車に乗ったことを確認した有馬は、ドアをゆっくりと閉め運転席に座った。


車が動き始めたことを確認すると、早見はゆっくりと思考を巡らした。


(まず気になることが二つある、一つ目がこの世界において能力者がどれだけ貴重かだ。貴重だったらその分だけ俺の価値が高まる。せっかく俺が主人公なんだからそこは知っておきたい。そして二つ目が能力者協会とやらだ。おそらく日本にいる能力者をまとめ上げてる組織だろうが、、、詳しいことはまだ分からないな。)


早見はふと窓の景色を見る。すると車が高速に乗っていることに気が付いた。


早見は能力者協会とやらがどこにあるのか気になった。

早見はコホンと咳をし、有馬に行き先の場所を聞いてみることにした。


「すみません有馬さん。国立能力者協会ってどこにあるんでしたっけ?」


「東京都中野区ですね。これから行くところは正確には国立能力者協会関東第一本部ですが。」


「なるほど、本部って言い方だと全国にその組織が広まってそうな感じですね。」


「はい、我々能力者協会は全国に散らばってあります。北海道支部、東北支部、関東第一本部、中部支部、近畿第二本部、中国支部、四国支部、九州第三本部、そして琉球支部。」


「それぞれの地方に一つずつある感じですね。ところで本部と支部の違いってなんですか?」


「本部は比較的人口の多いところに設立され、より多くの能力者が行き来します。支部は人の量こそ本部に劣りますが、整備自体にはあまり変わりはありません。」


「なるほど、人が多いところに本部が建つのか」

と早見は呟いた。


会話も一段落し、早見はスマホを見ることにした。


(そういえば、この世界に来てからスマホを一回も

開かなかったな)

などと思いながらSNSを開くと、興味深いネットニュースの見出しが彼の眼球に流れ込んできた。


ーーー世界ランク3位が派閥する組織、FLOWが世界中の国々から珍しい能力者を誘拐?ーーー


そのネットニュースを開くと、とある専門家が言ったであろう発言が書いてあった。


ーーーまあそうですね、世界ランク3を相手に世界中がどんな反応を見せるかが気になりますね。取り敢えず彼の所属国であるロシアがなんらかの動きをしているのは明らかですが、世界ランク3位と言ったら小さな国が相手なら一人で壊滅させれるレベルですからね、世界ランク2位がいる中国と1位がいるアメリカの動きが重要になってきそうですね。ーーー


(この見出しを見るに能力者の質と量がその国の軍事力に直結してるってところか。取り敢えず、スマホを使って情報収集しよう。)


早見は触り慣れたスマホを駆使してこの世界の情報を集めた。


(取り敢えず大体この世界の仕組みが分かったぞ。

まず能力者は日本には大体750人。世界には5万人くらいいるらしい。そして世界ランクはトップ100からあって、5万人中の100人だから相当な実力者しか成れななそうだな。さっきのニュースを見るからに世界ランクTOP3レベルにもなると国家戦力にも匹敵するらしい。そして世界ランクの判断基準が武術ランク、属性魔法ランク。そしてユニークスキルの総合力によって決まる。一方日本では世界ランクももちろんあるが

国内レートと言うものがあり、総合力から換算して

F〜Sランクで分けられてるらしい。)


早見は情報収集を終えて、一息つくと外の景色が明らかに都会になっていた。


「あの、すみません、有馬さん。あとどのくらいで着くんですか?」


「あと30分くらいですかね。どうしました?トイレですか?」


「いえ、トイレなら大丈夫です。したい時はここでするので。」


早見は自分でもなぜ言ったかよく分からない

冗談にニヤッとしながらふと隣を見た。


すると早見の母親は爆睡していた。

目的地に着くまであと30分と微妙に残り時間もあるので早見も睡眠を取ることにした。


次に早見が目を覚ましたら、目の前にはモダンな建築と西欧の宮殿が混ざった様な白色の大きな洋風の建物があった。


「着きましたよ、お二人とも。起きてください。」

有馬は少し大きな声で二人に呼びかけた。


「ここが国立能力者協会関東第一本部です。ちなみにこれは正式名称でほとんどの方は東京本部とお呼びになっています。」


有馬ばギリギリ役に立ちそうな豆知識を表情ひとつ変えずに言う。


早見はそんな豆知識も聞かずにワクワクしていた。


(俺はこれからどんな経験をするんだろう。取り敢えず糸系の能力って強いのか?聞いただけだと弱そうだけど、)


「瞬様、どうぞこちらへ、」


有馬に促された早見は彼の母親と別方向に歩く。


彼の母親は別のスーツを着た背の小さい女性に連れられて建物の奥えと消えて行った。


「あれっ、ママは一緒じゃないの?」


「お母様は一般人様の能力者説明会を受けに行きます。瞬様は能力者確定診断をしてから、能力者だと判断された場合は能力者用の説明会を聞いてもらいます。」


「もし能力者じゃなかった場合は?ゴクリ」


「能力者じゃなかった場合は私がお二人を家まで送ります。まあでも安心してください、あの部屋の惨状を見るに、何かのイタズラではない限り瞬様は能力者確定ですので。」


早見は安堵した。

(良かった、俺が能力者じゃなかったって考えると

一瞬ヒヤヒヤした。)


話し終えた二人はモダンな雰囲気を持つ白い宮殿に向かって歩き出す。


早見はスキップしたい感情を抑えて、足を交互に進めていく。


彼の背中は、未知なことに目を輝かせる無邪気な少年の様だった。
























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