memories No.001
読み取り開始(ID:No 1)
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2075年7月12日、天気は曇り。
今は午前7時20分です。
この度、ミラさんと企画を開始する事を記念しての初めての記録です。
本当は名も詳細も伏せられている人ですけど、特別に記録でお名前を出させて頂きました。
企画名をユグドメイクと言います。
環境の一挙修繕と新たな資源生成のための事業です。
人類の滅亡危機、世界災害に備えて世界の種子を保管する活動を行うスヴァンバル世界種子貯蔵庫の傘下に加わり、日本支社として発足させて頂きました。
私とミラさんとパパの三人だけど、共同開発して下さる企業とまずは、種を作る事から始まります。
宇宙にある資源が必要になる為、リニア推進式低重力ロケットを飛ばさないといけません。
今後、その種は地球地下奥深く、また宇宙に存在する資源を発掘、採取する為に必要な要素を生成してくれます。
世の中の生活がより循環できるはずです。
理論上、世界に一つとして無い特殊な種です。
AI技術を利用した土壌検査を行います。
安全に成長させる為に、データを取る必要があります。
その一部データは企業活動方針として公開する予定です。
この一件に関しては、ノルウェー本社が関与する保証は一切ありません。
私たちはこれから三人、とても大変ですが、プロジェクトを遂行していく為の努力を惜しみません。
このプロジェクトの第一段階は、ユグドラシルを無事に成長させる為に母集団の拡大を要する為、検査初期の段階はあくまでサンプルとなります。
各地域、各国の土壌検査のデータによってこのユグドラシルは完成する事になります。
さて、皆さん知っていますか?
御伽話の殆どは実話が多いという事です。
実話を誇張して、成し得ない事象が逸話として流言しているんです。
だから御伽話なのですが。
例えば桃から出てきた桃太郎も、桃が好きな夫婦から生まれた動物好きの息子で、村を苦しめていた悪い役人を懲らしめた話です。
少し現実からかけ離れた言葉を抑えれば、現実味のある話しとなる作品が多いのです。
突き詰めれば、本当に現実味がないお話も本当は御伽噺ではない、と確信を持ちました。
だから私は気になる真実を確かめたいと思っています。
何年先になるかわかりませんが、きっと世界中の人の夢が現実になるはずです。
ワクワクしませんか?
見飽きた世界に新たな発見を見つけるって。
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