高度電脳帝国 170周年記念日
高度電脳帝国の首都の大広場には、大パレードの準備が進んでいた。
建国170年記念日が迫っていた。
動物園に勤めるケイタとコータの兄弟は、のんびりしていた。
ティグアン探しは、ほぼ不可能と思われていたし、手がかりもほとんど無かった。
しかし、想像上のティグアンのぬいぐるみや置物は、ケイタとコータの提案で、実現していたので、そのロイヤリティが、それなりの金額的に余裕ができていた。
ケイタ「聞いたか?」
コータ「何をさあ?」
ケイタ「パレードに、巨大ティグアン像のロボットが、行進があるようだ。それを引き連れた巨大初代皇帝のロボット作られたようだ。パレードが終了すると、初代皇帝を祀る墓の隣に、神社を作って、そちらに神像として、祀るそうだ。」
コータ「すごいパレードになりそうだね。」
ケイタ「まあ、ティグアンは、見つからなかったけどね。」
コータ「ティグアンは、本当にいたのかなあ。」
コータ「申します。申します。ティグアンについての新しい情報はありますか?」
電脳板「特に、新しい情報はありません。近隣諸国でも、これと言った目撃情報はありません。170年前の初代皇帝の飼育情報が、唯一の情報です。170周年パレードで、オスのロボットティグアンが、サプライズ登場して、初代皇帝とメスのティグアンを祝福する予定です。これは、サプライズ情報なので、関係者のみしかしることはできません。ケイタとコータは、ティグアンの探索者ですし、ぬいぐるみや置物の発案者ですからね。」
パレードの当日
朝から、音楽が流れていた。
大通りには、大パレードが、やってきた。パレードの中央には、巨大な初代皇帝がのっしのっしと歩いていた。その横を、ティグアンのメスが、トコトコと歩いていた。
そして、中央広場の中央を通過しようとすると、空のむこうから、大きな何かが飛んできて、初代皇帝の上と飛び、メスのティグアンに寄り添ったかと思うと、飛んでいった。
多くの聴衆がビックリしていた。
パレードの翌日
ティグアンのオスが、どうして、無音で、空を飛んだのだろう、と、ちょっと噂があった。
あれは、巨大ロボットのはずだから、なんだかの空中浮遊のためのエンジンが必要ではないかという意見である。すると、あれは、胴体には、ヘリウムガスを入れて、浮かせているんだなどの意見もあった。
エンジンではなく、ゴム動力ではないかと推測人もいた。
電脳版に聞いてみたが、知らないという。




