第227話 しばしの休憩
俺は地下二十三階層のフロアボスのデーモンゾンビ、地下二十四階層のフロアボスのスカイキラービー、地下二十五階層のフロアボスのコボルトネオスをそれぞれ一撃で無に帰すと地下二十六階層でほんの少しだけ休憩をとる。
ここまでのフロアボスの宝箱の中身は確認こそしたものの今装備している以上の武器や防具は出てくることはなくまた使えそうなアイテムもあったが持ちきれないので結局諦めてきた。
唯一持ってきたものはククリに預けた精霊の秘薬だけだ。
「俺、ここに来てどれくらい経つ?」
ククリに訊ねる。
「え~っと一時間くらいだと思いますけど」
「そうか……スラを復活の玉で生き返すにはあとどれくらいの猶予がある?」
「スラさんが亡くなったのは四日前の正午頃だったので多分あと三時間くらいですね」
ここまで五階層を一時間……。
残り十五階層を三時間……。
ギリギリだな。
「よし、いくぞ」
「え、もう休憩はいいんですか?」
「ああ、だいぶ休めたよ」
俺は立ち上がるとこのフロアのボスであるギガバットのもとへと足を速めた。
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