表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ダンジョン・ニート・ダンジョン】~ダンジョン攻略でお金が稼げるようになったニートは有り余る時間でダンジョンに潜る~  作者: シオヤマ琴
第二章 勇猛果敢

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

180/233

第180話 メドゥーサ対策

「さあ、次は地下十四階層ですよ!」


さっきまでミノケンタウロスと戦っていた石畳がボロボロに崩れている部屋でククリが威勢よく声を張り上げた。


「次のモンスターははっきり言ってかなり厄介な相手ですからマツイさん気を引き締めてくださいね」

「そんなに強いのか?」

「いえ、強さ自体はマツイさんの方が圧倒的に上だと思います。ただそのモンスターの特技が厄介なんです」

ククリは勿体つけた言い方をする。


「どんなモンスターなんだよ」

「メドゥーサといって髪の毛は蛇、腕は青銅で出来ていて背中に銀色の翼を生やしたモンスターです。見た目はそれこそ人間の女性のようにも見えるんですけどそのモンスターと目を合わせると石にされちゃうんです」

「石に? ……そうか、前にククリが言っていた石化させる特技を持ったモンスターってのはそいつのことか」

「はい、そうです」


石化を治す効果のあるカエルの涙を手に入れた時にククリは確かそんなことを言っていた。


「目を合わせると石にされるって、じゃあどうやって戦えばいいんだ?」

「目を見ないように足元を見ながら戦うほかないですね」

とククリは返す。


「足元か……大丈夫かな、間違って目を見ちゃいそうだな」

「目は絶対見ちゃ駄目ですよ。石化しちゃいますからね」


するとスラが、

『マツイさんて魔眼て言ったっけ? 透視できるっしょ。だったら目を閉じながら戦えばいいんじゃね』

軽いトーンで話しかけてきた。


「目を閉じる……?」

『そうそう。んでもって自分のまぶたを透視すんの。そうすれば相手の目を見なくても戦えるじゃん』

「あー、言われてみればそうだな」

「わあ、スラさん賢いです~」

『マジ? あんがとククリちゃん』

スラは照れ笑いを浮かべる。


「でもそれは長時間は無理そうだな」

と俺。


『なんでよー』

「俺の透視能力は目がすごく疲れるんだよ。数分くらいならともかくフロア探索中常時発動させておくのはさすがにきついぞ」

『マジで? 知らなかったし』

「だから基本はさっきククリが言ったように足元を見ながら戦うしかないな」

『ふーん、残念だね』


とはいえスラの提案はありがたかった。

フロアボスと戦う時くらいならその方法もアリかもしれない。

☆☆☆☆☆マークとブクマを押してもらえるととても嬉しいです!

よろしくお願いいたしますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ