表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/233

第17話 ダンジョンのすすめ

俺は急いで二階に駆け上がると自室のベッドの上に置かれていたダンジョンのすすめなる本を手に取った。

ダンジョンでの別れ際ククリにもらったものだ。


ぱらぱらとページをめくってみるが文字が小さくてよく読めない。

それもそのはずダンジョンのすすめは四センチほどしかないからだ。


俺は机の中から虫眼鏡を探し出しダンジョンのすすめに近付けた。


「おお! これなら見えるぞ」

「わんっ」

俺の部屋のベッドの上で寝ていたポチが俺の言葉に反応して起き上がる。

ベッドを下りると俺の足にすり寄ってきた。


俺はポチのあごの下をわしゃわしゃ撫でてから机に向き直り椅子に腰かけた。


「えーっと何々……」

ダンジョンのすすめを一ページ目から読み進める。


「探索者さんはじめまして、私はトウキョウダンジョンの案内人の精霊ククリと申します。私の生まれ故郷であるエルダーランドでは沢山の精霊が……」

ダンジョンのすすめの冒頭部分はククリの自己紹介から始まっていた。

生まれ故郷の話から果ては自分のスリーサイズまで赤裸々につづられていた。


ククリのスリーサイズになど興味はないので流し見程度で読み飛ばす。

本の中盤辺りからようやくトウキョウダンジョンについてのあらゆる情報が書かれていたので俺は一時間ほどかけて大事そうな部分を熟読した。


その結果わかったことは……。


・ダンジョンに選ばれた者だけが写し鏡の門を通過できる。

・ダンジョンは持ち込み不可、持ち帰り自由。

・ダンジョンは入るたびに中の地形が変わる。

・ダンジョン内のモンスターを倒すとモンスターは自然消滅する。

・ダンジョン内のモンスターを倒すと経験値がもらえる。

・経験値が一定量を超えるとレベルが上がる。

・レベルが上がると生命力、魔力、攻撃力、守備力、素早さが上がる。

・レベルが上がると魔法を覚えることがある。


・ステータスは右目の下を押すことで確認できる。

・ダンジョン内の宝箱は中にアイテムが入っているがまれに罠の場合がある。

・宝箱は中のアイテムを取ると自然消滅する。

・ダンジョン内のモンスターを倒すと低確率で宝箱が現れる。

・ダンジョン内のモンスターを倒すと低確率でスキルを取得できる。

・ある一定の条件を満たすことでボーナススキルを取得できる。

・階層ごとにフロアボスがいてフロアボスのいる部屋に入ると閉じ込められ逃げることはできなくなる。

・フロアボスを倒すと確実に宝箱が現れる。

・フロアボスを倒すと下の階へと続く階段が現れる。


・一度足を踏み入れた階層ならば写し鏡の門から直接その階層へワープできる。

・ダンジョン内の通貨は円。

・ダンジョン内には変わり者のモンスター、ハニーベアのベアさんがアイテム目当てに徘徊していてアイテムの売り買いができる。

・ベアさんは特殊なスキルを持っていてダンジョン内のあらゆる場所に移動できる。

・上がったレベル、生命力、魔力、攻撃力、守備力、素早さ、覚えた魔法、取得したスキルはダンジョンを出ても受け継がれる。また、ダンジョン外でも使用できる。


まあ、ざっとこんなところだ。

ちなみに地下何階層まであるのかレベルの上限はいくつなのかについては一切記載がなかった。

【作者からのお願い】


☆☆☆☆☆マークとブクマを押してもらえるととても嬉しいです!

よろしくお願いいたしますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ