表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ダンジョン・ニート・ダンジョン】~ダンジョン攻略でお金が稼げるようになったニートは有り余る時間でダンジョンに潜る~  作者: シオヤマ琴
第二章 勇猛果敢

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/233

第118話 秒殺

地下十階層。

ここはキマイラの出てくるフロア。


階段を下り立ったらそこはキマイラロードの部屋だった、などということはなくキマイラの姿さえ見えず俺の心配は杞憂に終わった。


「まずは一体だ」

キマイラと戦ってみて実際に俺がどれくらい強くなったかを知る必要がある。


部屋を抜け出て通路を歩く俺たち。

出合い頭の不意打ちを避けるため魔眼の透視能力を駆使して進む。


入り組んだ通路を右へ左へ歩いていると、

「マツイさん、キマイラですっ」

前方にキマイラの姿があった。


『オオォーン!』

俺に気付いたキマイラは背中の羽を使って飛んでくる。

『シャアァー!』

『メエェ~!』


鳴き声が三つあるのはキマイラの頭部がライオンと蛇とヤギの三つにわかれているためだ。


「よし、眠くならないぞっ」

ヤギの鳴き声を聞いても前回のように眠気は襲ってこなかった。

これも目覚まし草のおかげだ。


ガキイィィン。


俺は銅の剣でキマイラの突進を受け止めた。

ライオンの顔が俺をかみ殺そうとして口を開け牙をむいてくるが剣でこれを防ぎつつ俺は左手で蛇の首を掴むとぐしゃっと握りつぶした。


『オオォーン!?』

『メエェ~!?』

俺の反撃に驚きを隠せないライオンとヤギの頭部が声を上げる。


俺は蛇が消え力の弱まったキマイラを剣で押し返すとその勢いのままライオンの首を斬り落とした。


『メエェ~……!!』

その瞬間恐怖を感じたのかヤギの頭部だけになったキマイラが向きを変え逃げようとする。


「逃がすかっ」


俺はジャンプして跳び上がるとキマイラの背中に剣を突き刺した。

『メェェ……』とキマイラは最期の声をもらしながら消滅する。



「やったぞ、ククリっ。スラっ」

俺は嬉しさのあまり振り返ってククリとスラに声を飛ばした。


「わー! マツイさんすごいですっ。圧倒的でしたよっ」

『ピキー!』

ふたりは拍手とジャンプでそれにこたえてくれる。



俺は前回フロアボス並みに苦戦したキマイラを今回ものの十秒で倒すことに成功したのだった。

☆☆☆☆☆マークとブクマを押してもらえるととても嬉しいです!

よろしくお願いいたしますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ