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「ようやくこれまでの恨みを晴らすときがきた。やっと習得したこの魔法陣と呪文で貴様と子分どもをまとめて異世界に追放してやる。松本まみも一緒に飛ばすのは少し惜しいが、この際やむをえない。とにかく、あの時に僕が受けた辱め、そしてそれから三年にわたる数々の屈辱を思い出すだけで腸が煮えくり返る。だが、それも今日までだ。なにしろ貴様の転移が完了したら、僕からも貴様の忌々しい記憶が消えてしまうのだからな。貴様が異世界で辱めを受けて、のたれ死ぬ様子を楽しめないのが残念だが、とりあえず異世界でタップリ辱められろ。小野寺麻里奈」


 だが、ここで予想しないことが発生する。


 この場にいてはいけない人物が現れたのだ。


「こんにちは。自称大魔術師さん。私たちをおもしろい場所に飛ばしてくれてありがとうございます」


「お前、なぜ私だと……いや、その前にどうやってここまで来た?私の魔法で小野寺麻里奈と一緒にお前も異世界に飛ばされたのではなかったのか」


「飛ばされる途中で、私だけがここに立ち寄らせてもらいました」


「なぜ、なぜ、お前がそんなことができるのだ?」


「あなたはどうやらこの魔術をやっと覚えたようですが、あなたよりも格上の魔術師などいくらでもいることを自覚したほうがいいです。大変な苦労と努力をしたあなたにこのようなことを言うのは大変申し訳ないのですが、私に言わせれば、この魔術は初歩の初歩です」


「なんだと……」


「さて、血の滲むような努力をしたあなたに敬意を表して、あなたの名前でやってもらいたいことがあります。もちろんあなたの力ではそれをおこなうのは難しいでしょうが、私がお手伝いするので心配はいりません。では、始めましょうか」



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