表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新しい父がやってきた  作者: さとう
2/3

中編

 新しい父がやってきて新しい生活が始まり、一週間が経った。


 といっても、ほとんど母さんとの二人暮らしの時と変わらない生活おくっていた。

 僕は、新しい父がやってきても毎朝「おはようございます」と挨拶をするぐらいだった。

 そして、この一週間、新しい父のことを「父さん」とは一度も呼ばなかった。

 前にも言ったが僕の父さんは父さんだけだ。これだけは譲れない。


 そして、そんな僕に新しい父は前の父さんと同じように優しく接してくれた。

 それを受けて、僕は、とてつもない罪悪感を感じ完全までにはいかないが少しだけ心を開いた。

 といっても、新しい父が休日の時少しだけ話すようになったぐらいだ。まあ、ちょっとだけ大きい進歩だと思う。


 そして、さらに一週間が経った。


 あれ以来は、特に心を開いたりはしてないが、あることに気付いた。

 この新しい父は、前の父さんと少し、というか結構人間性が似ていた。

 まあ、そんなことがあっても、僕の父さんは父さんだけだ。心は絶対開かない。


 話は変わるが、僕は、もうすぐ大学受験だ。もう、新しい父の事に気を向けている場合ではない。

 

 僕は自室に向かい、受験勉強を始めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ