表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王撲殺  作者: 小林晴幸
蛇足 四天王編
13/20

瀧本清春杯第一回四天王決定戦




 新しい魔王の、今まで空席だった四天王の座。

 急遽その争奪トーナメントが開かれるとあって、魔王城の御膝元、魔族の王都は盛大な賑わいを見せていた。

 何しろ王が主催する、重要な官職を定める為の弱肉強食の宴だ。

 当然のように、開催地は大陸の中枢……王都以外に相応しい場所などない。


 魔族は、強さが全て。


 この大陸では強者に全てが許される。

 強くさえあれば富も名誉も権力も、そして地位も……それらを得るのは当然の権利となる。

 だからこそ、魔王は力で以て簒奪することが正しいとされる。

 だからこそ、いつまで経とうと魔王に力で挑む者は後を絶たない。

 魔王よりも強い。

 それが、玉座を奪う資格として認められるのだから。

 

 そんな背景があるので。

 当然の如く、今まで瀧本さんに逆らって運よく命を失わずに済んだものの牢獄体験をスタートせざるを得なかった反逆者の皆さんにも恩赦が出た。

 これが他の大陸なら、問答無用で斬首刑一択の反逆者さん達。

 しかも彼らは牢獄暮らしを続けていても、決して牙を折られず強さへの執念に燃えている。

 だがそれも、この黒闇大陸であれば許容された。

 命を失わずに済んだ……つまりは魔王の情けを掛けられた=命を惜しまれる程の価値を認められたということ。ただの雑魚であれば問答無用で蹴散らされ、命の灯火も根元から刈り取られていたことだろう。

 それを敢えてわざわざ生かしていたのは何故か?

 それは、この時の為だ。


 魔王の四天王。


 ずっと空白だった、魔王に次ぐ権力の座。

 つまりは、魔王に次ぐ強さの証。


 牢獄で生かされていた彼らは、その座への挑戦権を認められて死を免れた。

 反逆者であろうと、生粋の強者であれば四天王への挑戦が認められる。その権利は、王以外には誰にも侵害出来ない。

 ……勿論、四天王になった後まで反抗的な態度を貫いて魔王に抹殺される例もなくはないのだが。

 一先ずは強さを認められさえすれば、当面は大人しくなる。自分が負けた相手には首を垂れ、最大限の敬意を払う。それが魔族というものなので。

 要は魔王の締め付け加減で大人しくさせることも難しくはない。完膚なきまでに負けたと認めさせさえすれば、だが。(たまに負けをどうしても認めず、消滅する者あり)


 これらの情報を踏まえれば、わかるだろうか。

 牢獄に繋がれていた、反骨心を失わぬ猛者共。

 彼らに与えられた『恩赦』とは態の良い表現で……実態は、『四天王戦強制参加ルート』である。

 ちなみに拒否権はない。

 参加したくなければ牢獄で朽ち果てる未来を選ぶしかないが、牢番達が積極的に囚人達を監獄から蹴り出す親切対応で接してくれる。

 生か、死か。

 勝利か、敗北か。

 自由か、監獄で干からびたミカンになるか。

 そのどちらか一方しか選べぬ、極端な二択。

 失った全てを取り戻すことを願い、強制参加の囚人達は死に物狂いの修羅となる。


 そんな大会の開催前夜。

 気勢を上げる囚人達の遠吠えをBGMに、絵麻さんと瀧本さんは魔王城の一室で。

 葡萄酒で喉を潤しながら、二人向かい合ってインディアンポーカーをしていた。

 面子が二人しかいないので、中々決着のつかない勝負が続く。

 ただたまに、卓の上に座り込んだ藁人形がぴこっと動いて反応を示すのみ。

 そんな静かな夜に、絵麻さんは言葉少なく問いかけを発した。

「ねえ、瀧本さん。本気?」

 どこか不安そうな、絵麻さんの顔。

 彼女にそんな顔は似合わないな、と……そう思いながら魔王はハッキリと言った。


「ああ、本気だ」


 瀧本さんが、断言する。

 絵麻さんの懸念を、しっかりと把握した上で。

「そっか……でも、どうするの? 四天王なんて耳障りの良いお断りなのかなって思ったけど……兄ちゃん、参加するみたい」

「……問題は、なくはないが。魔族は血の気が多い。日本とは違い、試合となれば死者も出る。それでも参加すると?」

「うん。ほんと、馬鹿だよね……物理的に止めたんだけどなぁ」

「ぶ、物理的に……」

「うん、物理的に。なのにいつの間にか檻を破ってエントリーしやがった、あの馬鹿兄貴。せっかく心配してやったって言うのに、妹の気遣い無駄にしよって」

「絵麻さんのお宅は、随分とバイオレンスな家庭環境だったのだろうな……」

「え? そんなことないよ。普通の一般家庭だし」

「そうか、普通か……普通の基準は、人それぞれだな」

「兄ちゃんに勝ち目は万が一にもないと思うんだけど、代わりに死ぬ確率が参加者の中で一番高そうなんだよねぇ……」

「兄君の勝利を、信じてはやらぬのか?」

「信じられると思う? うちの兄ちゃん、通知表の『体育』五段階評価で三だったんだけど」

「………………平均だな」

「そう、平均だったんだよ。頭脳労働タイプなんだよね、兄ちゃん」

「であれば、知謀を尽くして勝ち上がるやもしれぬぞ?」

「智謀、ねえ……瀧本さんは随分と大きく構えてるけど、どうするの? もしもそうなったらクリームちゃん貸出だよ? 借りパクされた上に逃亡される可能性あるけど」

「絵麻さん、よく考えてくれ。クリームには自分の意志がある」

「うん?」

「借りパクしようにも、恵伝さんはただの人間だ。それを竜相手に意思を捩じ伏せられるとでも?」

「あー……なるほど。確かにクリームちゃんなら、嫌なら自分で魔王城に帰って来るか」

「ああ。それに……」

「え、瀧本さん? ナニ、その含み笑い」

「クリームを貸し出す条件は、四天王となることだ。だが、四天王の座を得ることこそが借りパク防止となる」

「えっ?」

 そう言って、瀧本さんの語ることには。

 『四天王』とは魔王の下位。だが魔族の本能として、下剋上の恐れを孕む。

 よって公には知られていないことだが、数代前の魔王の頃より『四天王』には『制約』がかけられているのだという。

 呪術を得意とした、かつての魔王が編み出した秘術だ。

 四天王には反逆防止、魔王への絶対服従の呪いが掛けられる。それも正式に四天王として承認される儀式に巧みに織り交ぜられ、本人達の『制約の言葉』を以てして身と魂を縛り上げるという絶対解呪不可能な呪いが。

「つまり、恵伝さんが四天王となった時点でクリームに乗って逃亡など叶わぬ。夢のまた夢、というヤツだ」

「瀧本さん、すごーい! そんな企みが隠れていようとは! よっ流石は希代の大魔王!」

「よしてくれ、絵麻さん。貴女に大魔王等と言われると、妙な気分だ」

「それどういう意味……?」

 その時は一応の納得を見せ、瀧本さんの考えを許容した。

 だけど、明けて翌日。

 目覚めと共に絵麻さんは布団から身を起こし、思った。

「やっぱ兄ちゃんが四天王はまずいだろ」

 魔王の威信とか、体面的に。

 自分の兄に四天王はそぐわない。だから、断固阻止する。

 自分の感情に後押しされて、絵麻さんは布団をはねのけた。


「兄ちゃん、本当に参加すんの?」

 朝一番に兄の寝泊まりする宿舎に足を運んで、まずは意思を確認しようと絵麻さんは問いかける。

 問いかけながらも、見るからに兄は参加する気だと気付いていた。

「無論だ。ほんの僅かであろうとも可能性があるのなら……僕はそれに賭ける」

「大損するのに一票。ところで兄ちゃん、それ何よ」

「何って、見ればわかるだろう。武器だ」

 そう言って、掲げる兄の右手には。


 しっかり握られた、無骨な角材(※錆びた釘(オプション)付)。←破傷風狙いですか?


 此方の世界は剣と魔法が未だに幅を利かせている。武器といえば、マジ物の刀剣類がぶいぶい言わせるくらいに現役だ。絵麻さんも実用に重きを置いた刃物や打撃武器の類は戦場(そのへん)で何度も目にしてきた。だからこそ、『本物の武器』は見慣れたモノだったが。

 じっくりと、兄の掲げる『武器』を見る。何だか懐かしさすら感じた。それはきっと、今は遠い故郷で目にした『ヤンキー漫画』の影響ね。

「兄ちゃん、それマジ……?」

 攻撃力は高そうだ。高そうだが、たかが知れている。こんなものを意気揚々と掲げて、重量に圧倒的な差のある金属武器を掲げる野郎どもにこの兄は立ち向かっていこうというのだろうか。

「兄ちゃんはマジだ。考えてもご覧、絵麻。現代日本人が15cmを超す金属の塊を振り回して立ち回りなんて無理に決まっているだろう」

「現代人ってひとくくりにしないで。兄ちゃん(もやし)と現代人全般を一緒にしちゃ駄目よ」←武器:金属バット(改)

「僕が体力に自信がないことは否定しない。だからこそ、こんな僕が大きくて重い武器を持たされても満足に振り回せるものか。それよりは知恵を働かせた方がまだ有用だ」

「知恵、ねえ……圧倒的な暴力を前に、みんなが知恵で何とか出来たら蹂躙なんて言葉は生まれないのよ?」

 絵麻さんは思った。

 自分の兄はどうやら思った以上に命知らずで、状況を理解していないらしいと。

「兄ちゃんの馬ぁ鹿。首ふっ飛ばされても知らないから」

 この様子じゃあマジで出場する気だな、と。

 早々に説得する気も失せた絵麻さんは、兄の勝ち抜く目のなさを確信した。


 だけど、それでも。

 念には念を入れるに越したことはない。

 物事には『万が一』というものが存在するのだと、絵麻さんは今までの数々の経験で確信していたが故に。


 だからこそ。

 絵麻さんは奥の手を発動させた。

「はじめ君、おねがいね」

「(ぴこっ!)」

「君なら出来る! 頑張れ!」

「(ぴっこぴっこ!)」

「……という訳でこの藁人形がエントリー」

「その藁人形がエントリー!?」

 受付の人をびっくりさせながらも、絵麻さんは自分の持ち得る最も効果的な手駒を大会に潜り込ませることに成功した。

 藁人形の行く果てや、如何に。

「………………そこはかとなく不安に(さいな)まれるのは私だけでしょうか」

「あれ、メルクリウス君?」

「おはようございます、絵麻さん。それで、なんですか? ……その藁人形が出場する、と聞こえたのですが」

「うん。はじめ君の出動だよ」

「……………………」

「え? メルクリウス君、どうしたの? 頭痛いの? なんで頭抱えて壁に懐いてるの!?」

「いえ……もしもその藁人形が勝ち進むようなことがあれば…………陛下の四天王に、藁人形が並ぶのかと思うと眩暈が」

「とても素敵な光景だと思うヨ」

「絵麻さん、正直になりましょう。口の端が引き攣っていますよ」

「ぶっちゃけ笑える」

「そうですか……窮余の策ともいえませんが、せめて私も出場することにします」

「はじめ君の覇道を阻止せんが為(笑)?」

「藁人形よりは、絵的にマシでしょうから……なんとか阻止できるよう、尽力します」

 その日、四天王杯に挑む多くの者が受付に向かった。

 ある者は自ら進んで。

 ある者は仕方なく、ある者は強制されて。

 そしてある者はノリと勢いで。

 数多くの猛者共を呑みこみ、試合はどんな展開を見せるのか……。




 絵麻さんが去った後。

 宿舎の一室……恵伝さんの部屋には男二人の声が響いた。

「……さっきの、本当に妹御か? 何やらアンタとはあまりに違う剣呑な覇気を纏っていたようだが」

「なんだか知らんが随分とこの世界に馴染んだようだな、とは思う」

 絵麻さんの来訪を察して、ベッドの下に隠れていた男が這い出して来る。男の顔面は厳つい獣。獅子の頭部そのもの。今はふよふよと風になびく灰色の綿埃が付着中。

 筋骨隆々。その言葉を連想する立派な体躯に薄物の衣と金の腕輪という格好だが、うっすらと透ける上半身は見事な肉体美を体現しており、卑猥な印象はまるでない。むしろ芸術家の彫り上げた彫像を目にしたかのような感動すら覚える。

 獅子は獣の口から、流暢な言葉で恵伝さんに話しかける。

「良いのか? 揉めていたようだが、本当にこのまま出場して」

「その言葉は何度目だ? 僕はその度に言ったはずだ。――絶対に出ると」

「……私と一族はお前に命を救われた身だからな。見合った恩を返せぬことには逆らいようもない。あの反乱で兵として返すはずだったが、蜂起しただけでこれといって活躍も出来ずに鎮圧されてしまった。まだ恩は返し足りていない。無念だ」

「僕としては、魔王相手に蜂起なんて無謀な賭けに乗ってくれただけでも恩返しには充分に見合っていると思うが。だけどまだ返し足りないというんなら、そこはそれ活用させてもらうだけだ。……こんかいのトーナメントも、期待している」

「仕方なし。一族全員の命の重さに見合った働きをするまでは付き合おう」

 絵麻さんの知らないところで、絵麻さんの知らない男の存在を交え……事態は進行していく。

 彼らがどんな試合を繰り広げるのか。

 恵伝さんは弱いんじゃなかったのか。等々。

 そられの答えが出るのは、すぐ――。




 その後。

 恵伝さんは第一試合でやらかした。


「目を見開いて見るが良い……我が渾身の召喚魔法を!」

「な、なにぃぃぃいっ!?」

 試合開始の合図が出るなりそう言って、恵伝さんの指が印を結ぶ。

 随分と堂に入った声音で紡がれる、召喚の呪文。

「我は求め訴える! 出でよシグマザーラ・ラルザ」

「って、おいぃ! 魔獣でも召喚すんのかと思ったらラルザ一族んとこの御曹司じゃねーか!! なんてもん召喚してやがる……っ審判、しんぱーん! これ反則じゃねーの!?」

 対戦相手が、動揺を隠すことも出来ずに喚きたてる。

 召喚されていきなり試合のリングに現れた獅子頭の青年が、問答無用で対戦相手を叩きのめす。

 その間、召喚者であるところの恵伝さんは何もせず傍観しているだけであった。


 恵伝さんは、第一試合で失格退場になった。

 他ならぬ実妹、絵麻さんが盛大に抗議したためである。



 恵伝さんが退場となった後。

 代理として普通に試合に出場して奮闘した獅子頭の青年(実は12歳)は着々と試合を重ね、準決勝まで駒を進めることとなる。

 ……そう、彼の試合運びは順調だった。


 準決勝で小さな藁人形とぶち当たる、その時までは。


「なっなんだ、この禍々しい人形(?)は!?」

「(ぺこっ)」

 試合でぶち当たった、獅子頭の青年と藁人形(手のひらサイズ)。

 しかし試合が始まるや否や、藁人形は人間とほぼ変わらないサイズ(八頭身)に変貌する。

 それは、獅子頭の青年にとっては未だかつて見たことの無い光景であった。

 細長い手足を目いっぱいに使い、ダッシュで向かってくる藁人形。

「く……っ」

 腰だめに構え、迎え撃つ獅子頭の青年。

 しかし青年の放った殴打は――残念! 命中したけど効いてない!

 だってはじめ君は藁人形だから。(痛覚がそもそも存在しない)

 殴って痛がる藁が存在したら怪奇現象である。はじめ君の存在も怪奇現象そのものであったが。

「これで駄目でも……!」

 打撃は効果がない。悟るや獅子頭の青年は狼狽えることなく即座に頭を切り替える。

 効果がなければ、まずは有効な手段を見つけなければ――

「これでどうだ!」

 獅子頭の青年は、藁人形を絞めた。図太い藁束の感触がした。

 はじめ君は平然と動き回っている。どうやら効いていないようだ。

「それならこれは!?」

 獅子頭の青年は、藁人形を背負い投げた。藁の身体が軽すぎて、ふわりと転がった。

 はじめ君は平然と動き回っている。どうやら効いていないようだ。

「だったらこれで……!!」

 奥の手。獅子頭の青年は、藁人形に青龍刀で切りつけた。


  がきんっ


 なんだか硬い音と、感触がした。

 藁束の手応えとも何かが違う……

「んっ!?」

 予想外の感触だったのだろう。

 獅子頭の青年は鼻の頭に皺を寄せ、訝しがって刀が接触した部分を覗き込み……

「……っ!?」

 藁と、藁の隙間。

 切り付けられた裂け目から……


ざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざらざら



 ……数え切れないほど、たくさんの。

 つやつやと真っ黒に輝く、五寸釘が……まるで流れ落ちる滝の水の様に…………

 それがまっすぐ獅子頭の青年だけを、目指し。

 指向性を持った津波の如く、怒涛の勢いで押し寄せる。

 五寸釘の擦れあう金音が、まるで土砂降りの雨音みたいに聞こえた。


「う、うわぁぁぁぁあぁあああああああああああっ!!?」


 獅子頭の青年は、心に傷を負って棄権した。

 彼が藁人形との試合で得られたものは、全身の擦り傷と蚯蚓腫れと、得体の知れないモノに対する恐怖だけであった。











 瀧本清春杯四天王決定戦。

 その最終成績は以下の通りとなる。


  優勝 はじめ君(藁人形)

 準優勝 メルクリウス

 第3位 あああああ ←好きな名前をお入れ下さい

 第4位 シグマザーラ・ラルザ


 ちなみに恵伝さん本人が四天王入りした訳ではないので、クリームちゃんの貸出しは保留になった。





恵伝さん

 異世界の壁を超える儀式で魔力全部捧げちゃった為、現在魔法使いとしては無能。

 いわば充電機能のぶっ壊れた携帯用電化製品に等しい。

 でも外部電力引いたらどうにかなんね? という訳で外付けバッテリーよろしく魔力を貯め込んだ電池代りのナニかを用意すれば簡単な魔法なら使用可能らしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ