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Ep21

クリスマスですねぇ。

「なぁ、か……光司? これってどのドアに入ればいいんだ?」

そう、先輩がいるっていうこともあって今は光司呼びだ。

「…………分からない」

「君が一回ここに来た後でリフォームしたっちゅうことか」

「どうするの? 光司くん……。みんな一緒に一つのドアに入るのかそれとも……」

「これは分かれた方が賢明かもしれないね」

「七瀬さん……!?」

「だってそうだろ? 一カ所に全員が固まって行ってもそこが正解である確率は五分の一だ。そして一回の捜索でこの中の誰か一人は手負いになるだろう。……それなら、それぞれに分かれて、勝つか負けるかの二分の一に賭けた方がいいんじゃないかな?」

「それは……」

自分の思考がはっきりとせず、言葉に詰まる。

もちろん人数を分けたら傷を負う可能性、最悪殺されることだって考えられる。

だが、一カ所ずつ回って行ってもジリ貧になるだけだし、そして何より時間がない。

今この瞬間にも柚香が危険な目に合ってるかもしれないのだ。


「……分かった。それじゃあ五つに分かれよう」

「分かれるってもどう分かれるんだ?」

「……そうだな。まずは、剛毅、お前は空と一緒に行ってくれ。お前らのパワーと知性が合わされば、少なくとも死にはしないだろ」

「了解だ!」

「はいっ! 頑張ります!」

よし、これでまず一組決まったぞ。えーと、次は……。

「じゃあ、あたしは一人で行くわ。その方が戦いやすいしね」

と、そこで水無月が口を開いた。

「大丈夫なのか水無月?」

俺が心配そうに聞くと、しかし、水無月は鼻で笑うかのように俺の方を見て言い放つ。

「なめないでくれる? 少なくともあんたよりは戦えるわよ?」

「……そうか。じゃあ、頼んだぞ。くれぐれも気を付けて」

「よし、それじゃあ雪乃ちゃんはあんたが守りな、千家(せんげ)。雪乃ちゃんもそれでいいな?」

「は、はい!」

「了解しました……」

「あ、待ちーや、ワイも付いていっていいか? 雪乃ちゃん心配やしな」

「分かりました……それじゃあ後は……」

「おい、秋田(あきた)小町腰(こまちごし)日花里(ひかり)、あんた達は三人で行きな」


「な、七瀬さんっていうことは……?」

ニヤリと。

七瀬さんは大きな笑いを浮かべて言う。

「あんたには、あたしがついてやるよ、光司くん」

あぁ、この顔をしてる七瀬さんは説得しても無駄だからなぁ。

しょうがない。

俺は一人でいいって思ってたけどこの編成で行くか。

「よし、じゃあもう一回確認する。扉は全部で五つある。俺らは五手に分かれて柚香を捜索。見つけたら各自携帯に連絡入れるように!」


「あ、一ついいっすか七瀬さん」

そう言って剛毅が手を挙げる。

てかいつの間にさん呼びになってるな……。

「どうした剛毅くん」

「いや……七瀬さん、俺らはかなりこの状況不利じゃないっすか? なにせ、敵には柚香っていう人質もいるんだし……」

剛毅が喋り出す。

だが、それに対して水無月はため息を漏らす。

「え? な、なんだよ!? 俺何か変な事言ったか!?」

「いや……言ってないけど……というより間違ったことは言ってないんだけどね……ただ、その事に気付くの遅いというか……まぁそもそもあたし的にはユズカに人質としての価値は無いと思うんだけど……」

「そうですね……というより人質にしては柚香さんの価値が大きすぎるというか……そんな殺しちゃっていいような立場じゃないですし……」

空も加えて説明する。


「ど、どういうこと?」

頭の上にはてなマークを浮かべる剛毅。

「いや柚香は相手からすりゃ大事な研究体だからな……というよりな……殺していい立場って言うなら、おそらくそれは誰もいないと思うぞ……? いや倫理観の話をしてるんじゃないぞ? ただ、そんなポンポン人が死んでったらこの研究に携わる人が消えてモルモットも消えるし……それにこの研究が外部にもれたら危険だしそんな簡単に過激なことはできないし……。まあだから皆そんな簡単に死ぬようなことは無いだろうよ」

七瀬さんも説明する。

「え!? そ、そうなの!? 俺てっきり命懸けの戦いなんだと……」

「いや、別に剛毅の言うことはまちがってねーよ……。ただ、まぁ……そんな簡単に殺されはしないだろ……。ただ、それでも危険な事に変わりはない、もちろん故意的に殺される事はないだろうが、過失的には十分あり得る」

「そうね……それに生きてたところで……アイツらのモルモットになるのがオチだから……死んでるのとあんま変わらないかもね」

「そう……ああ……最後に一つ言っておく。光司君、この戦いで一番大事な事はなんだ?」

「え? そりゃあ柚香を助ける事……」

だが、七瀬さんは首を振る。

「違う……それは目的……だろ。いいか、一番大事なのは自分の身を守ることだ。柚香を助けても自分が死んだら意味ないんだから」

「ああ……そう言うことですか……それは分かってます」

そうだ、光司を失くして、柚香は泣いていた。

そんな思いをさせられる訳がない。

「そして柚香を助けるのが二番目に大事……んで、その次に、他の仲間の手助け……だ、いいか? 助け合いってのはすばらしい考え方だが、他人の心配なんてしてる暇はない、自分の身は自分で責任持て、以上だ」


一呼吸おいて。

「入る扉は左から、まずは剛毅と空。次に水無月。真ん中のに黒覇先輩と雪乃と千家さん。四つ目が秋田、小町腰、日花里さん。で、残ったのに俺と七瀬さんが入る。みんな! 気を付けて、七瀬さんの言う通り、全員無事で帰ってこよう!」

「「「おう!」」」

うん。

みんないい感じに集中できてる。

まだ、敵の戦力は分からないけど、こちらの戦力は結構均等に分散できたはずだ。

圧倒的に不利な状況にはならないだろう。


そして、全員無事で帰ってくる、の全員にはお前も含まれてるんだからな、柚香。

待ってろ、今助けに行く。


それぞれに呼吸を整えると、五つの扉は同時に開き、小広間に五筋の光が一瞬入って、すぐに消えていった。

誰もいなくなった空間には、少し先の未来の激しさを対照的に暗示させるような、そんな静けさに包まれていた。


「おかしい……」

扉を開くとさらに階段があり、中は暗く湿っている感じがした。

階段を歩く、歩く。

だが、一向に次の(きざはし)に着かない。


「どうなってんだよこりゃあ!」

苛立ちを募らせて怒る七瀬さん……。

いやまあ気持ちは分かるけど。

「ハズレルートでしたかね……。一向に下に辿り着かないってのは、幻影の能力か何かなんですかね……」

そう言って来た道を戻ろうとするが、地上にも戻れない。

「ってマジかよ……それもできないのね……」

「オイオイ、ヤバくねーか……? これ」


「ああああ! くっそおお」

「剛毅君! 落ち着いてください!」

剛毅な何度も走り抜けようとするが、また来た道に戻ってきてしまう。

「ハァ……ハァ……なんだこれ……」

「剛毅君……ここで体力を削ってどうするんですか……」

「どうするも何も! 突破できねーと何の意味もねーだろーがよ!」

「そうですけど……」

空は考える。

そう……この道の突破方法を……。

ここに入る前、何をして入った?

どんな話をした……?


「あ……」

「空? なんか分かったのか!?」

「いや……やっぱおかしいなって……罠をこのタイミングで貼るっていうのが……貼るなら影人君が最初来た時もこの罠がないとおかしい……」

「いや、そりゃそうだろうけどよ……まぁ、柚香もいたんだろ? その時だけ罠を解いてたんじゃ?」

「そうかもしれません……ただ、この階段はたぶん能力だと思うんですけど……僕等がいつ来るか分からないのにずっと能力を出しっぱなしにしていると思いますか?」

「た……確かに……!」

「でも確かに罠はあった……という事は、スペリオルは僕等がいつ来るかを知っていた」

「それって……」

剛毅が空の顔を見る。

そして空は頷く。


「おそらくこの中に裏切り者がいる……」


としか考えられねーよな……。

空と同じ考えに至っていた影人は手を口に当て顔をしかめた。

誰だ……?

七瀬さんに相談するか?

いやでも……。

「七瀬さん」

「 どうした?」

この道の突破方法を考えているのか七瀬さんは少し雑な返事をする。

「いや……七瀬さんは何故、理事長の部下に?」

そう、結局この状況になって七瀬さんが敵か味方か確たる情報を得る事は難しい……だからこそこの質問をした。

これの反応で敵か味方かを判断するしかない……。

「ああ? 今そんな事話してる場合かよ……ったく……まぁ、理事長はな、家が昔近所で……年はかなり離れてるけど、憧れのお兄さん的な立場でな……。今はただのオッサンだが、昔はかっこ良かったんだぞ?」

少し照れながら七瀬さんは話す。

なるほどね……理事長もモテてたんだなぁ……。

いや、そこはどうでもいいんたけど……。

ただ、七瀬さんが嘘を付いていると思えない……。

もう一つ質問を投げかけるか……。


「そういえば、なんで俺と一緒に行こうと?」

「あ? そりゃ、あんたが一番無茶しそうだからね? いい? さっきも言ったけど自分が一番大事なんだから」

母だか姉だかのように話す七瀬さん。

もう考えていても仕方ない、七瀬さんに話そう。

「七瀬さん……」

「なんだよさっきから……ったく、この道の突破方法を考えてくれよ」

「いや、それに関してです……。恐らく、このチームに裏切り者がいる」

「え……?」


そうしてさっきの仮説を説明していく。

「……なるほど、で、私が白か確認するために質問してきたのか」

「すいません……で、どう思いますか?」

「いや、充分にあり得るよ……だとしたら……誰だ?」

「分からないです……ただ、俺は黒覇先輩が怪しいと……」

「それは一体……?」

「いや、だってこの戦いに参加する理由がないですし……だから……」

「……成る程な……」

そうだ……確か雪乃が一緒に行っていた筈だ……。


雪乃、大丈夫か……!?


「ふぅ……っと!」

長い、終わりのない階段を黒覇、雪乃、千家の順に歩く。

「本当に……終わりが無い……どういうこと……?」

「さあな……まぁ、なんとかなるやろ……」

だが、そこで雪乃はありえない光景を見る。

「え……?」

階段の下から突如、虫の軍勢が湧いてきた。

「んなっ……きゃ……」

虫が雪乃達に向かって突進する……が、その虫達は黒覇……そして雪乃の体を通り抜けていった。


どういう事……もしかして能力者が……?


雪乃は敵の襲来を予想し、周りを見渡す。

だが、その予想は思わぬ形で当たることとなった。

背後から襲撃してくるナイフ。

だが、それを間一髪避ける。

「んなっ……」

階段の上方を見上げる雪乃。


ナイフを持っている男。

「チッ……惜しかった……」

舌打ちをする。

「な……どういう……?」

だが、そこまで言って雪乃は気づき始めた。

影人や空が気付いた事実に……。


「千家さん!?」


「……裏切り者……というより、内通者ってこと……」

この人が何の能力者かは知らないけど……、この階段の仕掛けを作った能力者か……虫の幻影を出した能力者か……いや、おそらくどちらも同一人物なんだろうけど……。

事情は分からないけど、少なくともこの人が敵だということは間違いない。

まぁ……ただ、ラッキーだった。

もし内通者が黒覇先輩や琴子ちゃんみたいな実力者ならまだしも……ナイフを持っているってことは、能力は攻撃的な物ではない……。

いや、その考えは間違いか……。

相手の能力も分からない内に油断するなん……。

そこまで考えて今度は後ろ……階段の下方に殺気を感じる。

「なっ……!」

剣と剣がぶつかる……。

そう雪乃と……黒覇の……。

「な、なにをしてるんですか……先輩」

「何って……見りゃ分かるやろ………………。ワイ達はアンタ達の敵やで」



え……?

嘘……でしょ?

黒覇先輩が……?

それに内通者が2人も……?

「? どういう事だ? お前なんて私は知らないが」

千家が上から言う。

だが、それに対して黒覇先輩はいつもの笑顔で言う。

「あれ……おかしいな……月光さんから聞いておらへん? ワイもスパイって事。ワイはあんたがいるって聞いてたんやがな」

「ふむ……聞いていないが、そういうことなのか……何、聞いているなら話が早い、さっさと始末してくれないか? 生憎攻撃は苦手でね」

「ハイハイ、まかせとき」


そうして黒覇先輩が猛攻を仕掛ける。

「うっ……!」

それに必死に応戦する雪乃。

最初は拮抗が続いていたが、ついに黒覇の猛攻が雪乃を勝り、剣が雪乃の肩を掠める。

「くっ……」

その肩を雪乃は自身の能力で回復する。

そして、雪乃は返しの一撃を放とうとするが、それを黒覇は難なく避け、階段の上方へと身を移す。


「うーん……いやー千家はん……いかんせん雪乃ちゃんは回復の能力があってやり辛い、手伝ってくれまへんか」

「分かった……」

そう言い、千家が掌を合わせると、雪乃の視界がぼやけていく。

「あ……う……」

雪乃は足を付く。

立ち上がろうとするが、目が回って立てない。

「あ……きゃ……」

先程の虫と同じ幻覚が体に這い寄ってきている。

幻覚だが、今の雪乃の体力を削るには十分だった。


「きゃあああああああ!」


ドスッ。


刀が体に刺さる。

聞いた事もない鈍い音が階段に広がった。

「あ……はぁ……」

「……すんまへんな」

黒覇が刀を引き抜く。

体からは血が流れていき、足場を赤く塗らす……。

「あ…………っ」


身体が倒れる。

だが、それは雪乃の物ではなかった。

「な……なんだ……と」

そう、黒覇に刀を刺されたのは、雪乃ではなく、千家だった。


「大丈夫かいな……雪乃ちゃん?」

「……ったく、先輩、最初驚いたじゃないですか……」

「まぁまぁ、敵を騙すにはまず味方からっていうしな」

「別に騙すのはいいですけど! 正直、先輩なら最初の一太刀で私を倒せたでしょうし、先輩の演技ってのはすぐ気付いたんですけど!」

言い合う二人。

黒覇は雪乃に対して謝る。

「いや……まぁ相手騙すため、治せるからとは言え切ったのはホンマに申し訳ない!」

「まあ……それは大丈夫ですけど……本当に最初はびっくりして……」

胸を撫でる雪乃。

それを見て、申し訳なさそうにしつつも黒覇は笑う。

「くっ……」

階段に膝を付く千家。

顔からは汗が噴き出し、脇からは血が垂れていた。


「騙した……のか」

「まあ、そうやね。幻影見せられてたんじゃまともに剣振れんからなぁ」

軽く黒覇先輩が答える。

「まぁ、しゃーないよ、雪乃ちゃんの能力が回復だからやれたことでもあるしな、ツイてへんな、あんた」

「く……そ……」

地に伏せ、倒れる千家。


「でも……先輩すごいですね、まさかあんな即興で演技するなんて」

「即興やない、階段入る前から考えとったで」

「!? ど、どういう事ですか? まさか最初から千家さんが内通者ってことを気付いていたんですか?」

驚く雪乃。

それに対して黒覇は手を振る。

「さすがに……内通者とまでは気付いてたわけじゃあらへんよ……。ただ、疑ってただけや」

「え、どうやって……? 全然気付かなかった……」

「うーん……どうやって……か、まあ、あれやな。最初コイツと車一緒やったんやが、その時の心拍数と、車を出た時の心拍数が違くてな」

「し、心拍数!?」

「ああ、ほら、気付いてたか雪乃ちゃん、コイツが車降りてからずっと一番後ろにいたことに、人に対して何かばれないように行動してる時って、背後にいた方が、脈が安定するんや」

「成る程……で、ドアが一、二日で増えてるっていうこともあって、裏切り者がいるって気付いたから……」

「そう言うことや、そっちには気付いとったんやね」

「まあ……でも、さすがですね……敵の能力も分かってたんですか?」

「ん? まあ、そこはさすがに正確には分からんが……ま、状況を考えるとコイツが幻覚を見せる能力者なんやろ、かなり優秀な能力やからな、コイツを倒せて良かった」

そう話をしていると、気づけばドアの前にいた。


「ってあれ!? いつの間に?」

「能力が解けたんやね」

周りを見ると、影人くんや琴子ちゃん達、皆がいた。

「いやー……おつかれな皆、内通者さまは倒しておいたで」

「な……千家が?」

七瀬さんが地面に倒れている千家を見て言う。

まじか……てっきり黒覇さんが内通者かと……。

「いやー……しかし悲しいな……ワイも後輩に信用されてないんやな……まあ信じてくれや光司くん」

「!?」

心を読んできた!?

な、ナニモンだコイツ……。


「い、いや……別に……すいません、ただ少し過敏になってしまっていて……疑っていたというか」

「まあええよ、それはしゃーない、まあこっからは仲良くやっていこうや」

笑って黒覇先輩は俺に握手を求めてくる。

「分かりました……でも、一つだけ聞いていいですか?」

「ん? 何や」

「いえ……何故この戦いに参加しようと?」

「え? 雪乃ちゃんから聞いてないんか? ワイ的には一年最強の光司くんと戦ってみたいし、後輩の雪乃ちゃんも行くって言うからな……二人に怪我されたりでもしたら敵わんからな」

「嘘つき……」

雪乃がボソッと囁く。


「えええ!? 嘘やないで、こんないい先輩持ってる君達がうらやましいわ!」

「いや、別に嘘を吐いてるっていう言い方は悪いかもしれないですけど、ただ単に強い敵と戦いたかっただけでしょ……先輩」

「ギグッ……」

そう言ってまた黒覇先輩は笑う。

成る程な……ただの強さを求める奴ってだけか……。


「あ、それじゃあ、握手受け取ってくれんか?」

「ええ、よろしくお願いします」

そう言って握手を、この黒覇という男と交わした。


幻影の通路を抜け出した俺たちは、部屋の先にある扉をくぐる。

「これはこれは、早かったっスね。でも待ちくたびれなくてよかったっス」

月光が俺たちを待ち構えていた。柚香の姿は見えない。

「柚香はどこだ?」


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