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盾を構え、槍を携え、最前線に立つ、命を守る者たち
現状、まだ設定の細部まで書ききれていない部分もありますが、
本作は現在進行形で世界を広げています。
合間を見て少しずつ補完していく予定ですので、
温かく見守っていただけると嬉しいです。
第一迷宮出現から数日。
政府は事態を“災害”として扱いながらも、その本質を掴みきれずにいた。
地下三階、階段下に広がる巨大空間。
そこに設営された臨時統制拠点には、自衛官、警察官、消防士――
志願して集まった者たちが立っている。
盾を構え、槍を携え、最前線に立つ、命を守る者たち。
それはまさに国家権力の象徴。
だが――
彼らを見つめる民間人の目にあったのは、恐怖ではない。
安心だった。
守る者がいるという事実。
秩序がまだ機能しているという証。
それでも。
この世界の常識は、
すでに静かに書き換わり始めている。
彼らが守ろうとしている“日常”そのものが、
もう存在しない可能性を、まだ誰も知らない。




