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追放令嬢、甘々えちちでショタ王子を支配したら国ごとざまぁしました【ショート版】  作者: 五平


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10/10

第10話:皇帝と皇后、永遠の誓い

アルセイン王国は、

世界を驚かせた。

飢えに苦しんだ弱小国は、

今や、大陸一の食料生産国。

誰もが欲しがる魔導技術を持ち、

最強の軍事力を誇る。


そして、その頂点に立つのは、

若き皇帝レオニス。

そして、その隣に立つ、

皇后リディア。

かつては「悪女」と罵られ、

追放された私が、

今は帝国の皇后。


即位の儀は、盛大だった。

世界中の王族や貴族たちが、

アルセインの新帝国の、

力を認め、ひれ伏した。

その中には、

かつて私を追放した、

元の王国の使者たちもいた。

彼らは、遠くから、

私たちを呆然と見上げていた。


レオニスは、

玉座に堂々と座っていた。

その小さな体躯は、

もはや、幼いショタ王子ではない。

鋭い蒼い瞳は、

全てを見通す絶対的な王者の目。

その隣で、

私は彼の腕にそっと手を添える。

彼と、私は、

この帝国の支配者なのだ。


夜。

即位の祝宴が終わり、

私たちは二人きりになった。

王宮の最上階。

そこから見下ろす街は、

温かい灯りに満ちていた。

これら全てが、

私たち二人が築き上げたものだ。


レオニスは、

私を優しく抱きしめた。

彼の体温が、

私を包み込む。

魔力伝達は、もう、

「効率」のためだけではない。

私たち二人にとって、

それは魂の交流であり、

愛の証だった。


「リディア…」

彼の声が、私の耳元で響く。

甘く、とろけるような響き。

「君がいてくれたから、

僕はここまで来られた」

彼の言葉に、

私の胸が熱くなる。

頬を彼の肩に寄せ、

瞳を閉じた。


「君が、僕の魔力を、

受け止めてくれた」

「君が、僕を、

必要としてくれた」

「君が、僕を、

この帝国の、皇帝にしてくれた」

彼の言葉一つ一つが、

私の心に、深く染み渡る。


かつて、孤独に震え、

魔力に怯えていた小さな王子。

私を唯一、理解し、

愛してくれた存在。

私の不当な追放を、

誰よりも悔しがり、

私を守るため、強くなると誓った彼。


「レオニス様…」

私も、彼の名を呼んだ。

声が震える。

「私も、貴方のために、

生きてこられたんです」

「貴方の魔力と、

私の魔法陣が一つになって、

この世界を変えられた」


彼の魔力は、私の体を通じ、

私の魔法と完全に融合した。

それは、もはや誰にも真似できない、

私たちだけの力。

二人でなければ、成し得なかった奇跡。


レオニスは、

私の顔をそっと持ち上げた。

彼の蒼い瞳が、

私の心を覗き込む。

その瞳には、

揺るぎない愛と、

そして、甘い支配の光が宿っていた。


「君は、もう僕のものだ」

彼の声が、私を包む。

「どこへも行かせない。

僕の傍から、決して離れないで」

それは、懇願ではなく、

絶対的な命令だった。


私は微笑んだ。

その命令を、

心から受け入れる自分がいた。

かつては、プライドに縛られ、

不当な扱いに憤っていた私。

今、私は、

この絶対的な支配の中に、

最高の安らぎを見出している。


「はい…」

私の声は、甘くとろけた。

「私は、ずっと貴方のものです。

貴方が望むなら、全てを捧げます」

彼の指が、私の頬を優しく撫でる。

そして、ゆっくりと、

彼の唇が、私の唇に重なった。


深い、深いキス。

魔力が、魂が、

完全に融合していくような感覚。

彼の愛と、私の愛が、

一つになる。

支配と受容が、

甘く溶け合った、

私たちだけの誓い。


窓の外には、

新しく輝く帝都の灯り。

この全てが、

私とレオニスの物語。

かつての苦痛も、絶望も、

全てが、この瞬間のためにあった。


私たちは、手を取り合った。

二人の絆は、

もう誰にも壊せない。

永遠に続く、

愛と覇道の物語が、

今、ここから始まるのだ。


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